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左ひざの再手術から復帰を目指すオリックス・清原和博内野手(40)が、大阪桐蔭・中田翔投手(18)の入団を熱望した。14日、神戸市内の合宿所内に設置したプールでのリハビリを初公開。一度は引退を考えたことを明かすとともに、高校通算87発の怪物を自身の後継者に指名。「キャンプでどちらが飛ばすか勝負するのが夢」と、改めて現役続行を誓った。
清原の目はしっかり前を見据えていた。自費で購入した米国社製のリハビリ用プールで、7日から開始したトレーニング。ヒップホップの曲が流れる中、水中でフローター(浮き)を着け、慣れた様子で巨体を揺らした。「必ず復活してグラウンドに立つこと。これが仰木さんが用意してくれた花道だと信じてる」と力を込めた。
前日(13日)に松葉づえなしの歩行の許可が下りたばかり。厳しい道のりは変わりないが、明るい表情の裏には胸をワクワクさせる高校生の存在があった。「中田は面構えがいい。彼が入れば、阪神から(新聞の)1面が取れる」現時点でオリックス、阪神、日本ハムの3球団が指名を明言している22歳年下のスラッガー。「(来春)キャンプで一緒にケージに入って、どちらが飛ばすか勝負したい」競演を夢見て、目を輝かせた。
競合確実のスター候補は、抽選でないと獲得できないことは承知の上だ。「(中田とは)運命的なものを感じる。オリックスが当ててくれるんじゃないか。彼は必ず本塁打700本打つ。高校時代の松井(現ヤンキース)より上だろう」と仰天発言を連発。中田が入団すれば、田中が加入した楽天のように、チームが活性化する相乗効果も期待している。
当面は6勤1休でプールトレを続け、来春キャンプ直前に地上でのトレーニングに移行する予定。「6月に引退発表する選択肢もあった」と明かしたが、悲壮感はもう消えた。「次に打つホームランが心に残る1本になると思う」すべてを吹っ切った清原は、復活を信じて突き進むだけだ。
◆清原の高校時代 PL学園で1年時から4番に座り、桑田(前パイレーツ)とともに5季連続甲子園出場を果たした。1年夏と3年夏に優勝、2年は春、夏準優勝、3年春は4強。2年夏、享栄との1回戦では、春、夏の大会を通じて史上初の1試合3発。3年夏には大会新記録の1大会5本塁打をマークした。また、準々決勝の高知商戦で推定飛距離140~150メートル弾を放ち、決勝(宇部商戦)では2打席連続本塁打で2度目の優勝に導いた。甲子園通算13本塁打の記録はいまだ破られていない(高校通算は64本塁打)。
参照元:スポーツ報知