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◆パ・リーグ クライマックスシリーズ第2ステージ第5戦 西武9―0日本ハム(22日・西武ドーム) 西武が9―0で日本ハムに圧勝。通算4勝2敗(アドバンテージの1勝含む)で04年以来となる日本シリーズ進出を決めた。今季初めて中4日で先発した涌井が、7回2死までパーフェクトの快投。3安打無四球完封でシリーズ2勝目を挙げ、MVPに輝いた。打っては3安打4打点の後藤を中心に12安打9点と爆発。西武の日本シリーズ出場は前身の西鉄時代を含め通算21度目。4年ぶり13度目の日本一をかけ、11月1日から巨人・中日の勝者と激突する。
エースがもみくちゃにされる光景を見ながら、渡辺監督はゆっくりと大騒ぎの中に入っていった。輪の真ん中で「もう1つ大きな仕事が残っている。てっぺんを目指そう!」と右手人さし指を突き上げると、ナインも一斉に天を指さした。4年ぶりの日本シリーズ切符を手にした指揮官の巨体が西武Dで5度舞った。
最高の舞台で最高の仕事を果たした。涌井は7回2死、稲葉に左前安打を打たれるまで1人の走者も許さなかった。最後の打者も稲葉。この日の最速148キロの直球で空振り三振に仕留めた。「正直できるとは思わなかった。完全試合は先にとっておきます」完封劇はレギュラーシーズン通じても今季初めて。「最後の最後でいいピッチングができた」3安打無四球の快投にクールな口元が緩んだ。
ダルビッシュの目の前でやっと誇れる投球ができた。ともに出場した北京五輪では2勝を挙げたが、相手は格下の台湾と中国。初戦のキューバ戦を任された親友との差を思い知らされ、帰国後から上半身強化を本格的に始めた。「奥さん(サエコ)から『有クンに明日投げさせてね』とメール来てましたけどね」ジョークで振り返った背番号16は、第2戦のダルビッシュと同じ3安打完封で、ライバルの出番を封じた。
渡辺監督は2軍監督時代から、「松坂の次はお前しかいない」と帝王学を注入してきた。入団1年目の05年。仲間とじゃれあっていた涌井の胸ぐらをつかんで、プロの厳しさを教えたこともあった。ウイニングショットとなるフォークボールを教えたのも指揮官だった。今季は開幕投手も任せながら調子が上がらなかったが、CSの初戦も託した。「今年一番迷ったけど、将来の西武を支える投手になってほしかった」そう送り出した男はシリーズMVPという勲章を手にした。
「リーグ優勝が決まった後はバラバラな感じがしていた」という指揮官は、宮崎・南郷のミニキャンプでは選手を集めてゲキを飛ばした。「このままで終われば、優勝はかすんでしまう。もう一度チーム一丸となる時だ」若いチームはすぐに戦闘態勢を整えられる大人の集団に成長していた。
華々しく完全復活してチームを日本シリーズに導いた涌井は、「まだまだ満足していません」と顔を引き締めた。06年にダルビッシュが先に達成した日本一を手にするまで、満足できるはずがない。
参照元:スポーツ報知
エースがもみくちゃにされる光景を見ながら、渡辺監督はゆっくりと大騒ぎの中に入っていった。輪の真ん中で「もう1つ大きな仕事が残っている。てっぺんを目指そう!」と右手人さし指を突き上げると、ナインも一斉に天を指さした。4年ぶりの日本シリーズ切符を手にした指揮官の巨体が西武Dで5度舞った。
最高の舞台で最高の仕事を果たした。涌井は7回2死、稲葉に左前安打を打たれるまで1人の走者も許さなかった。最後の打者も稲葉。この日の最速148キロの直球で空振り三振に仕留めた。「正直できるとは思わなかった。完全試合は先にとっておきます」完封劇はレギュラーシーズン通じても今季初めて。「最後の最後でいいピッチングができた」3安打無四球の快投にクールな口元が緩んだ。
ダルビッシュの目の前でやっと誇れる投球ができた。ともに出場した北京五輪では2勝を挙げたが、相手は格下の台湾と中国。初戦のキューバ戦を任された親友との差を思い知らされ、帰国後から上半身強化を本格的に始めた。「奥さん(サエコ)から『有クンに明日投げさせてね』とメール来てましたけどね」ジョークで振り返った背番号16は、第2戦のダルビッシュと同じ3安打完封で、ライバルの出番を封じた。
渡辺監督は2軍監督時代から、「松坂の次はお前しかいない」と帝王学を注入してきた。入団1年目の05年。仲間とじゃれあっていた涌井の胸ぐらをつかんで、プロの厳しさを教えたこともあった。ウイニングショットとなるフォークボールを教えたのも指揮官だった。今季は開幕投手も任せながら調子が上がらなかったが、CSの初戦も託した。「今年一番迷ったけど、将来の西武を支える投手になってほしかった」そう送り出した男はシリーズMVPという勲章を手にした。
「リーグ優勝が決まった後はバラバラな感じがしていた」という指揮官は、宮崎・南郷のミニキャンプでは選手を集めてゲキを飛ばした。「このままで終われば、優勝はかすんでしまう。もう一度チーム一丸となる時だ」若いチームはすぐに戦闘態勢を整えられる大人の集団に成長していた。
華々しく完全復活してチームを日本シリーズに導いた涌井は、「まだまだ満足していません」と顔を引き締めた。06年にダルビッシュが先に達成した日本一を手にするまで、満足できるはずがない。
参照元:スポーツ報知
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