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4連勝で勝率5割に戻した楽天が1日、Kスタ宮城でのロッテ戦に挑む。チームタイ記録の5連勝となれば、球団創設1試合目の05年開幕戦でロッテに勝利して以来の「貯金1」を記録する。重要な一戦の先発マウンドを任されるのは、一場靖弘投手(25)。先発ローテの中でただ1人、白星のついてない右腕は信頼回復に向け、気合十分。期待に応え、歴史を塗り替える。
チームの歴史的瞬間を自分の手でたぐり寄せるチャンスに「プレッシャーはない」と一場。やわらかな笑みを浮かべる。チームタイ記録の5連勝と事実上、初めての貯金1。今季初勝利に付いてくる2つの栄光をつかむ準備はできている。
前回の登板では自滅した。開幕3連敗で迎えた3月25日のオリックス戦。1点リードの5回に先頭打者を四球で出すと、4安打を浴びて逆転を許す。屈辱のKO劇に「四球で崩れた。もったいなかった」と唇をかむ。ただ、内容は悲観していない。「球自体は悪くなかった。あとは要所の制球」と一場。「フォームさえしっかりすれば、大丈夫」と懸命に修正に励んできた。
改善点は「足さばき」。前回登板で左足を踏み込む際、かかとから先に地面に着いてしまっていたところを、つま先から着くように直した。「力むと、かかとからになってしまう。つま先の方が手首がひねれて、強いボールが行く。去年、勝てているときにはできていた」と一場。効果はてきめんで、「昨日のブルペンでも球は良かった」と自信ありげな右腕の横で、紀藤投手コーチも「これなら大丈夫だ」と、この日のキャッチボールに太鼓判を押した。
一場が敗れて以来、チームは4連勝中。永井のプロ入り初完封に始まり、岩隈、田中、朝井が安定感抜群の投球で初白星を挙げた。取り残された形のタフネス右腕は「僕も続きたい。いい流れを崩さないようにしたい」と気合十分。「紀藤さんから『結果が付いてないのは誰だ?』って言われちゃいました」と続ける。
楽天とともに成長してきた球団史上初の自由獲得枠選手にふさわしい舞台。慣れ親しんだKスタで歴史を塗り替え、仙台のファンに最高の恩返しをする。
参照元:スポーツ報知