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テーマは「競争」だ。北京五輪野球の日本代表・星野仙一監督(61)が31日、都内でスタッフ会議を開き、日本オリンピック委員会(JOC)に登録する第1次代表候補選手77人を決定した。昨年のアジア予選出場組24人を筆頭に日本ハム・中田翔内野手(18)ら新人6人もメンバー入り。「7割は基本線の人選になるが、3割は競争。まずは今のチームにいかに貢献できるか」闘将は代表選出の条件として、代表24人を決める6月下旬まで好成績を残すことを掲げた。
77人の代表候補が記された用紙に目を通すと、星野監督がニヤリと笑った。「知恵を絞って77人を選んだ。これだけいれば、日本のチームとしてはベストだと思う」。平均年齢27・5歳。意外とフレッシュな人選となったが、そこに闘将らしい狙いが隠されていた。
「7割が基本線の人選になるが、あとの3割は競争になってくる。調子次第というものがある」と指摘したように、テーマに「競争」を挙げた。特に投手力を重視した戦いを目指す指揮官は、12球団から42人の投手を選出。ダルビッシュを筆頭とした昨年のアジア予選組や、アテネ五輪で先発した岩隈、和田の復帰組、開幕2軍スタートの由規ら多彩な顔ぶれになったが、最終的には10人ほどに絞り込まれることになる。
五輪代表に選ばれる条件として、星野監督が掲げたのが今季の成績だった。「今のチームにいかに貢献できるか。(結果を)出していけば、おのずと(代表の座が)ついてくる」と断言。田淵ヘッドコーチは「基本的に昨年のアジア予選で戦った仲間になるが、スタートから悪ければ選ばない」と“優先枠”と見られていたアジア予選組であっても、今季の成績次第では代表落ちする可能性まで指摘した。
代表24人の最終決定は6月下旬。中田のように2軍暮らしであっても今後、飛躍的に成績を伸ばせば、代表圏内に入ってくることもありえる。「元気よく野球界を背負ってくれる若者に期待している。力不足かなという若手も、これを目標に頑張ってほしいね」と激しくゲキを飛ばした。自ら背番号と同じ数字となった77人に、闘将は球界の悲願でもある金メダルの夢を託す。
◆第1次代表候補の内訳 ポジション別では投手42人。左打者が多い韓国とカナダへの対策として、左投手を17人も選んだ。捕手は故障しやすいポジションであるため8人を挙げた。内野手は16人、外野手は11人。リーグ別ではセが42人、パが35人。球団別では最多が中日の10人、最少はオリックスの2人。
参照元:スポーツ報知