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ヤンキース・松井秀喜外野手(33)が17日、都内で取材に応じ、規格外の言動でファンの注目を集める日本ハムの大物ルーキー、中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=にエールを送った。超高校級の強打者として巨人に入団した1993年当時の経験を踏まえ、「スター性を自覚してプレーしてほしい」とアドバイス。次世代のスターとして、球界をリードしていく打者への成長を願った。
大物ルーキーに、かつての自分を重ね合わせた。脳裏によみがえった15年前の記憶。ファンや報道陣が大挙して押し寄せるフィーバー。都内で取材に応じた松井秀は、連日の中田の言動を見て、巨人に入団した93年シーズンを思い出した。「彼にはスター性があるよね。これから、それをしっかり自覚してプレーをしていってほしい」と経験を踏まえ、アドバイスを送った。
人気と実力を兼ね備えた者にしか与えられない「スター」という称号。松井も星稜高から超大物スラッガーとして鳴り物入りで巨人入り。多くの視線を背中に感じながら、プロ野球人生をスタートさせた。「僕の時は(スター性を自覚する)余裕はなかった」と振り返るが、真摯(しんし)な対応を心掛け、ファンやマスコミなど周囲の人間に愛されて、野球の技術を磨いていった。
「スターの自覚」という松井秀の言葉には、自分のことだけを考えてはいけないという独特の考えが込められている。長嶋茂雄や王貞治ら超大物に共通する理念。マスコミへのリップサービスに努めるのは、ファンを楽しませ、球界の人気を拡大するという使命感が背景にある。松井秀は1年目で1軍デビュー、2年目からは巨人の主軸になった。チームの顔として勝敗の責任を背負い、すべての言動が注目された。批判を笑い飛ばし、結果を残して一流の野球人に成長した。この姿勢は舞台を米国に移しても変わらない。
大きな体に豪快な打撃。そして常識にとらわれない言動。中田は松井同様、ファンを魅了する素質を持っている。報道でしか中田を知らないが、松井秀は「注目されるということは素晴らしいこと」と次世代のスター候補に注目している。
参照元:スポーツ報知