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◆阪神6x―5ヤクルト(30日・甲子園) 広い甲子園、その最も深い左中間。「頼むから入ってくれ」新井の願いを天が受け入れた。名物の浜風が後押しし、打球がかろうじてフェンスを超えた。「最高にうれしかったです」6年ぶり、もちろん移籍後初となるサヨナラアーチに我を忘れた。
二転三転した試合。岡田監督は、勝負をかけた。5―5の9回に守護神・藤川を投入した。その裏が勝機、新井が打つと予感したのだ。「この回で終わらせるつもりで球児を行かせた。この風だとホームランは右打者にしか出ない。本塁打が出るなら新井しかない」指揮官が描いた最高のストーリーが現実になった。9回の先頭打者。カウント2―2から、松岡のフォークをたたいた。この日4本目の安打が劇的アーチとなった。
地元の甲子園で、チームのだれもが本塁打を放つことができずにいた。「本塁打が出なくても勝ってたんで、いつか出るだろうというぐらいの気持ちだった」一番乗りの座をFA砲が奪い取った。
1回の先制打に始まり、3打席連続安打を放っていた。「気持ちでやってるから。負けられない。勝ちたい。打ちたい。そんな気持ちでやってるだけなんで、自分の状態が良いのか悪いのか、本当に分からない」そんながむしゃらさが、劇的な勝利を呼んだ。
27日の巨人戦では押し出しのサヨナラ四球を選んだ。3試合で2度もサヨナラ勝ちの“ヒーロー”となった。連敗がゼロという岡田阪神の神話を持続させた。4月終了時で貯金12。これは1976年の「11」を上回る数字。「貯金はいくつあってもいいと思います」新井は、まだまだ満足しない。
◆金本、名球会ブレザーにニッコリ ○…4月12日の横浜戦(横浜)で通算2000安打を達成した阪神・金本が、この日のヤクルト戦前に名球会・金田正一会長から紺色のブレザーを贈呈された。「明るくて元気。阪神と野球界をこれからも盛り上げてくれ」と、金田氏にハッパをかけられた。球団からも背番号にちなんだ重さ6キロのアルミ製記念バットなどが贈呈された。また、通算1000安打を達成した新井も連盟表彰を受けた。
参照元:スポーツ報知