スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◆ヤクルト3―0巨人(19日・神宮) 巨人はオープン戦9イニングでは最少の1安打で完封負けを喫し、1992年以来のオープン戦最下位が決定した。49イニング連続でタイムリーが出ず、チーム打率は2割8厘と12球団最低。原監督は「打線は4点を取るのが最大の目標。投手は3点以内に抑える。これがウチの野球」と、改めて勝ちパターンの確立を求めた。パ・リーグは20日に開幕するが、G打線の春はこれから。この日と同じヤクルトとの開幕戦(28日・神宮)では、打線爆発を信じたい。
スコアボードに屈辱的な数字が並んだ。得点は「0」。安打数はわずか「1」。試合終了後、厳しい表情でベンチを出た原監督は「何を今さら。別に驚かないよ」と怒りを押し殺すように言葉を選んだ。
猛ゲキも効果はなかった。前日の中日戦(東京ドーム)で3安打完封負けを喫し、怒りを爆発させた指揮官。二岡が復帰した打線はさらにベストオーダーに近づいたが、終わってみれば小笠原の中前安打だけ。二塁も踏めない散々な内容で、試合は淡々と進んだ。チーム打率は12球団最低の2割8厘まで下がった。引き分けを挟み4連敗で、16年ぶりのオープン戦最下位が決定した。
淡泊なバッティングが続いた。30打席中、最初のストライクを18回見逃した。最後まで食らいつく姿勢も見られなかった。篠塚打撃コーチは「選手にも焦りが見える。結果はどうあれ、打席の中でもっと粘り強くいかないと」と嘆いた。出塁しなければ、作戦の立てようもない。まさにお手上げ状態だった。
49イニング連続でタイムリーが出ず、12日に甲子園で行った阪神との練習試合(1―2)を含めると12試合連続で2点以下となった。原監督は「打線は4点取るのが最大の目標。投手は3点以内に抑える。これがウチの野球です」とチームの勝ちパターンを再確認。“4点打線”の確立を求めた。
開幕まで時間は限られている。オープン戦はメジャー(レッドソックス、アスレチックス)戦を含めて残り3試合。指揮官は「主力? 当然(コンディションを)上げるでしょう。打線はこれからいくよ」と語気を強めた。伊原ヘッドコーチは「まだマグマがグツグツしている状態。開幕までには爆発するよ」と予告した。9日後に迫ったヤクルトとの開幕戦。場所はこの日と同じ神宮球場。超重量打線の名にかけても、同じ失敗は許されない。やられたら、やり返す。
参照元:スポーツ報知