スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
プロ野球参入4年目を迎えた楽天は20日、ソフトバンクとの開幕戦に臨む。2年連続4度目の開幕投手に指名された岩隈久志投手(26)は、自身にとって3年ぶりとなる開幕戦勝利に自信満々。野村克也監督(72)の大きな期待に、気合の投球で応えることを誓った。
普段は冷静沈着な岩隈が、燃える心の内を明かした。ヤフードームでの前日練習後、ソフトバンク打線の攻略法を聞かれた時だ。「秘密です」と笑った後に「気持ちで抑えたい」と力を込めた。2年続けて期待を裏切ってきた男は、プライドをかけて強力打線を抑え込むつもりだ。
オープン戦では結果が出ずに苦しんだ。対照的に、2年目の田中将大投手(19)は絶好調。野村監督が「(開幕投手は)マー君でほぼ決まりじゃないか」と、苦言を呈したこともあった。これがエースの心に火を付けた。「一時期は田中かな、と思ったこともあった。負けたくなかった」。最終的には13日のロッテ戦で6回無失点の投球を見せ、雑音をかき消した。
指揮官も、実はエースに全幅の信頼を寄せていた。「キャンプ初日からブルペンに入った岩隈の意気込みを買ってやらないと。キャンプ初日に開幕投手は決めていた」。オープン戦での厳しい言葉も、ノムさんなりのゲキ。「今年のキーマンは岩隈。やってもらわないと困る」その期待が揺らぐことはなかった。
「監督の期待? 僕自身も自覚を持って応えていかないといけない」と表情を引き締めた岩隈。左腕・杉内との投げ合いについても「相手は気にせず、自分のリズムで投げたい」ときっぱり。本来の投球をすれば、負けない自信がある。「1年間、優勝を目指してやっていきたい」快挙へとつながる道を、まずはエースが切り開く。
◆大広、杉内攻略任せろ 杉内攻略の鍵を握る。練習試合とオープン戦で左投手相手に3本塁打と結果を残してきた。昨季は3打数2安打と相性のいい相手だけに、本人は「悪い印象はない」とニヤリ。野村監督も「楽天の初本塁打は誰かな。大広はどうだ」と期待を示した。橋上ヘッドコーチは「相性を考えてオーダーを決める」としており、初の開幕戦出場のチャンスだ。
参照元:スポーツ報知