スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◆西武3―2楽天(5日・西武ドーム) 西武・岸が07年同期入団の楽天・田中との初の直接対決に勝利。1か月ぶりの7勝目をつかんだ。昨年、ともに11勝7敗の成績を残し、防御率3・40は田中(3・82)を上回っていたものの、記者投票による新人王を逃していた。見事なリベンジで、対楽天戦でも自身初勝利となった。
昨季、ともに11勝7敗の成績を残して新人王を争った田中との初の直接対決。タイトルを逃した岸に軍配が上がった。「マー君は全然、意識しなかった」と言うが、ライバルに投げ勝っての7勝目だ。すぐに「すごくうれしいですね」と本音が飛び出した。
ここ2試合、ともに6失点の黒星。6月7日のヤクルト戦以来、1か月も勝利から遠ざかっていた。「ゲームを作ることだけを考えて、初回から飛ばしていきました」。チェンジアップやカーブなどを緩い球を有効に生かし、7回を8安打1失点。5回、1死からリックに中前安打、高須に左越え二塁打を許して二、三塁とされたが、横川、憲史から緩いカーブで連続空振り三振を奪った。「(石井)一久さんに教わった通り、信じて投げました」と白い歯を見せた。
6月14日、先発した広島戦(西武D)は、チームで今年唯一、NHK地上波で中継が予定されていた。「今日は絶対、勝ちたい。みんなに見てもらいたい」と張り切っていた。しかし、当日の朝、実家のある仙台が岩手・宮城内陸地震に襲われた。幸い関係者に被害はなかったが「電話してもつながらなくて心配しました。西口さんに『メールはできるぞ』と言われて、やっと連絡できた」という状況。中継もニュースの影響で1時間遅れでスタートしたが、3回途中6失点でKOされた。「勝ちたかった。そうじゃないと意味がないですよ」。久々の勝利だが、今もその悔しさは残っている。
これまで楽天には相性が悪かった。昨年は3試合に先発して0勝1敗、防御率5・40。今季も5月16日に6失点でKOされている。ようやく対楽天戦の自身初勝利を手にした。「いつもこういうピッチングができればいいですけどね」。これで、ようやく故郷にいる家族、友人を安心させることができた。
◆06年両球団のドラフト 高校生と大学・社会人の分割開催で、大学・社会人にはドラフトとは別に選手の希望が反映する「希望入団枠」が設けられた。楽天は高校生で駒大苫小牧・田中を指名。4球団が重複したが見事、抽選で引き当てた。大学・社会人では希望枠を用いず、永井、嶋、横川、渡辺直と現在の主力を指名している。西武は希望枠で東北学院大・岸を獲得。高校生では鷲宮の投手・増渕を指名したがヤクルトと競合。抽選で外して埼玉栄の木村投手を指名した。この年は高校生が豊作で、愛工大名電・堂上直倫(中日)、八重山商工・大嶺(ロッテ)、PL学園・前田健(広島)らがいた。
参照元:スポーツ報知