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◆レイズ3―1レッドソックス(1日・セントピーターズバーグ) ア・リーグ東地区の首位を走るレイズの岩村明憲内野手(29)が、2位・レッドソックス戦との首位攻防戦で、3試合の出場停止処分から復帰した。「1番・二塁」でフル出場し、3打数1安打、1四球。チームは3―1で勝利。Rソックスとのゲーム差を今季最大の2・5とした。過去10年間で9度最下位だった弱小球団を変身させた立役者として、「ESPNマガジン」の表紙に初登場。全米デビューを飾った。
3日間の“謹慎”を経ても、岩村のゲーム勘はサビついていなかった。「やっぱり野球はやることが一番。本当に野球をやれて幸せだなと思う」原点を思い出し、心からの笑顔が広がった。
3試合の出場停止処分が明けての復帰戦は、処分の理由となった乱闘騒ぎの相手だったRソックスとの首位攻防戦。マウンドにはナックルボーラーのウェイクフィールドという特殊な状況に、かえって胸が躍った。「ウェイクと対戦する時は、力んじゃいけないということを前提に、遊び感覚でやろうと打席に立っている」と対決を楽しみ、3回無死ではナックル待ちの体勢から直球を右前にはじき返した。
重圧もあった。チームはこれで3連勝となったが「僕が入ったことで流れを止めたくなかった」と本音もチラリ。「思ったよりゲーム勘が衰えているとは感じなかった」と、すんなりと勢いに溶け込めたことを喜んだ。
試合はナバロの2本の右前適時打などで勝利。守護神のパーシバルが左足の張りで故障者リスト(DL)入りしたが、8回途中から救援したバルフォアが好投し、代役のメドも立った。2位にゲーム差2・5をつけるのは球団史上最大となるなど、快進撃は止まらない。
そんなレイズへの注目度が、いよいよ高まり始めた。レイズの選手の写真が「ESPNマガジン」の最新号の表紙を飾っているが、最下位の常連だった昨季まではほとんど考えられなかったことだ。4選手が並ぶ一番前に立ち“主役”扱いされているのは、何と岩村だ。
今季のRソックス戦は本拠地で5戦全勝(敵地では6戦全敗)。本拠で3万人以上の大観衆の前では11連勝となった。「負けてる分はやっぱり取り返さないと」と、今季7度目となる同一カード3連勝を視界に入れた岩村。大声援を背に松坂を打ち、一気に引き離しにかかる意気込みだ。
参照元:スポーツ報知