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◆楽天1―2広島(1日・Kスタ宮城) あと1点が遠かった。交流戦単独首位を狙った楽天が、広島に1―2で敗れ、連勝も3で止まった。1点差に迫った8回には、2死三塁の同点チャンスで4番・山崎武司内野手(39)が痛恨の空振り三振。交流戦10試合で打率1割8分8厘の主砲は「思うようにバットが振れない」と、今季初めてともいえるスランプに苦悩している。
満員のスタンドは、主砲の起死回生の一撃を信じていた。8回2死。草野のタイムリーで1点差に迫り、代走・高波が二盗と敵失で三塁へ。あとは4番・山崎武のひと振りを待つだけだった。
しかし、歓声はすぐにため息に変わる。2―1から広島の守護神・永川のワンバウンドするフォークにバットが止まらない。ハーフスイングをストライクと判定されて、万事休す。「あれは見逃さにゃ。2―2にして、あらためて勝負やった」悔しそうに振り返ったベテラン。「どうも、状態が落ちてきてるんだよなぁ」と顔を曇らせた。
開幕からパ・リーグの打率トップを走ってきたプロ22年目のシーズン。これまで「打率はどうせ落ちる」と笑っていたが、予想以上の急降下が待っていた。交流戦10試合で32打数6安打。広島戦は2試合とも無安打で、29日の巨人戦で放った特大アーチを最後に、10打席安打が出ていない。
23日に打率トップを明け渡した際には、「これからは思い切りバットを振れる」と話していた山崎武。だが、交流戦では一塁守備に入るなど、体力面の負担が増えたこともあって、「思うように振れない」と嘆く。池山打撃コーチも「DHにはDHのリズムがあるからね。本当は打撃に集中させてあげたいけど…」と心配顔だ。
「何とかせにゃいかんね」と、復調を誓う山崎武。主砲にあと1本が出ず、6月は黒星スタートとなったが、先発ドミンゴは7回2失点の粘投、8回には足もからめて反撃するなど、投打のバランスは崩れていない。日本ハムも敗れて、交流戦同率首位もキープした。3日からはセ・リーグ首位の阪神と激突。チーム最多貯金の更新に再チャレンジだ。
参照元:スポーツ報知