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◆ヤクルト6―2巨人(28日・神宮) 表情はこわばっていた。悔しさ。自身への怒り。高橋尚は様々な感情を押し殺し、敗戦後のベンチから歩き出した。「調子自体は悪くなかったんだけどね」だからこそ、余計に悔いの残る4回8安打5失点。初の開幕投手の大役を白星で飾れず、視線を落とした。
不運だった。1点を先取した直後の2回裏。急に雨脚が強くなった。先頭のリグスにフルカウントまで粘られた8球目。内角いっぱいに制球したが、惜しくもボールの判定。思わずしゃがみ込んだ。「納得の1球だった」気を取り直して後続に挑んだが、詰まらせた打球が野手の間に落ちるアンラッキーな安打もあり、この回4失点。4回にも1点を失い、この回限りの降板となった。
原監督の思いに応えたかった。昨季は14勝4敗でリーグ優勝に大きく貢献。最優秀防御率2・75で初タイトルに輝いた。開幕投手にふさわしい実績。だが、中日との天王山など勝負所では結果を残せなかった。「本当の柱が出てきてほしい」と強く願う指揮官が脱皮を期待し、上原ではなく、あえて指名した大役。「(重圧が)ちょっとあったのかもしれない」と、左腕は唇をかんだ。
昨季の好調時のゲンを担ぎ、赤色の勝負パンツをはいて挑んだ開幕戦。最後まで言い訳は口にしなかった。状態は悪くない。直球にはキレがあった。次の登板で借りは返す。
参照元:スポーツ報知
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