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◆阪神4―2横浜(28日・京セラドーム大阪) 金本が打てば、新井が走る。虎の兄弟タッグが37年ぶりとなる地元開幕戦の勝利を呼び込んだ。2点差を追う4回、1死一塁から新井が四球でつないだ後、金本が同点のタイムリー三塁打。続く今岡の中前適時打で、一気に逆転した。左ひざ手術明けで万全でない金本だが、気力と知力をフル稼働させての活躍。新加入した弟分・新井に加え、今岡とのクリーンアップによる「333打点」も宣言した。
手術明けの左ひざも、調整遅れのハンデも、金本には積み重ねてきた経験があった。4回1死一、二塁。カウント1―2からの直球をファウルし「今の自分のレベルでは、振りにいったらダメやな」と自覚。コンパクトなスイングに転換し、6球目を軽打した。「集中力があったんで抜けると思った」気迫を込めたライナーは右翼手・吉村の頭上を越えた。
主役はアニキでも、おぜん立てしたのは弟分だった。平野の送りバント失敗直後、1死一塁から新井が四球でつなぎ、金本の一打で一塁から激走。和田・三塁コーチの制止も振り切った。試合後は「ホームにかえると決めつけてしまった」と苦笑。同点ホームを踏んだ。
「新井の走塁? 普通や」と厳しいアニキ。新井が三塁を蹴った瞬間「中継がホームにつなぐ」と頭脳を回転させ、送球間に三塁を陥れた(記録は三塁打)。この好走塁で、内野に前進守備をさせ、ヒットゾーンを広げた。今岡の二遊間を抜く勝ち越し打を呼んだ。
「赤星、新井が気持ちを抑えてつないでくれた。何としても打たんとアカン」オープン戦(対メジャー含む)で16打席連続無安打だった主砲が奮起。チーム初安打が同点打となった。
地元・関西での開幕戦白星は、1971年以来、実に37年ぶりで、連敗も「6」で止めた。岡田監督は「走塁? ヒットが出ん分、そっちが目立ったな」とニンマリ。金本は「(クリーンアップ)3人で333打点ぐらい、いきたい」と公約。新井の尻を叩き、自身の肉体にムチを入れ、金本が今年も虎をけん引する。
参照元:スポーツ報知