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◆阪神0―5巨人(23日・甲子園) ガッツが一夜で汚名を返上した。小笠原が0―0の6回1死満塁から、右翼線に先制の2点適時打。4点差を逆転負けした前日(22日)は、失点につながる2失策を犯した男が、今季の阪神戦では初となるカード勝ち越しを呼んだ。先発のグライシンガーは7回途中4安打無失点で自身4連勝。昨季、16勝を挙げて最多勝を獲得した右腕が、2年連続2ケタ勝利でハーラートップの広島・ルイスに1差に迫った。4番のラミレスも2点適時打と投打の主役がチームを引っ張り、トラを追い掛けていく。
丁寧にグラブを差し出した。一度つかんだボールは絶対に離さない。6回2死一、二塁。金本の一ゴロをさばいた小笠原は、グラブを大事に抱え込むようにして一塁ベースを踏んだ。「ああいうミスは二度としない」前日(22日)の同カードで失点につながる痛恨の2失策。自分に言い聞かせた通り、慎重な守備でピンチの芽を摘んだ。
悔しかった。首位の阪神にマジック点灯を許した前夜。「負けたのはすべて俺の責任」と唇をかんだ。この日は厳しい表情で真っ先にグラウンドに飛び出した。黙々と体を動かし、守備練習は特に念入りにこなした。終了後はグラウンドに話しかけるように、丁寧にトンボをかけ、雪辱を誓った。
燃えた。極限まで集中力を高めた。両チーム無得点で迎えた6回1死満塁。カウント2―2からのボーグルソンの5球目、内角低めの直球を思い切り引っ張った。鋭い打球が一塁線を抜ける。「大事な試合だし、絶対このチャンスはつぶせないと思った」先制点をたたき出す2点適時二塁打。歯を食いしばって二塁まで全力疾走すると、両手を激しくたたき、喜びを爆発させた。息詰まる投手戦の均衡を破り、続くラミレスの2点タイムリーも呼び込んだ。
チームを勝利に導く一打は、恩師への最高のエールにもなった。この日、暁星国際高時代の監督、五島卓道氏が率いる木更津総合高が高校野球選手権・東千葉大会の決勝進出を決めた。1試合勝つごとに「まだまだ分からないよ」と話していたが、ついに甲子園に王手をかけた。一足先に“聖地”で活躍する姿は、勇気を与えたに違いない。
ガッツの執念のひと振りで阪神に今季5カード目で初めて勝ち越した。ゲーム差は再び10・5となった。原監督は小笠原に賛辞の言葉を惜しまなかった。「ああいうコメントを出せることが、今日につながっている。それが彼の強さです」敗戦の責任を背負い込み、一夜で借りを返した背番号2に、改めて拍手を送った。
試合後、打のヒーローに笑顔はなかった。「少しは貢献できたと思う。でも、足りない」敵地で味わった屈辱は何倍にもして返す。
巨人・原監督「今シーズン初めて(対阪神戦を)勝ち越しましたね。今日は打撃も守備も選手たちが勝負強く戦ってくれた。6回は坂本からつないで3、4番が決める理想的な展開だった。(グライシンガーの交代は)向こうに流れが行きかけていたので、あそこはリリーフの出番です。上原はよくなってきた。今後も1試合1試合大事な試合が続く。しっかりと戦っていきます」
参照元:スポーツ報知
丁寧にグラブを差し出した。一度つかんだボールは絶対に離さない。6回2死一、二塁。金本の一ゴロをさばいた小笠原は、グラブを大事に抱え込むようにして一塁ベースを踏んだ。「ああいうミスは二度としない」前日(22日)の同カードで失点につながる痛恨の2失策。自分に言い聞かせた通り、慎重な守備でピンチの芽を摘んだ。
悔しかった。首位の阪神にマジック点灯を許した前夜。「負けたのはすべて俺の責任」と唇をかんだ。この日は厳しい表情で真っ先にグラウンドに飛び出した。黙々と体を動かし、守備練習は特に念入りにこなした。終了後はグラウンドに話しかけるように、丁寧にトンボをかけ、雪辱を誓った。
燃えた。極限まで集中力を高めた。両チーム無得点で迎えた6回1死満塁。カウント2―2からのボーグルソンの5球目、内角低めの直球を思い切り引っ張った。鋭い打球が一塁線を抜ける。「大事な試合だし、絶対このチャンスはつぶせないと思った」先制点をたたき出す2点適時二塁打。歯を食いしばって二塁まで全力疾走すると、両手を激しくたたき、喜びを爆発させた。息詰まる投手戦の均衡を破り、続くラミレスの2点タイムリーも呼び込んだ。
チームを勝利に導く一打は、恩師への最高のエールにもなった。この日、暁星国際高時代の監督、五島卓道氏が率いる木更津総合高が高校野球選手権・東千葉大会の決勝進出を決めた。1試合勝つごとに「まだまだ分からないよ」と話していたが、ついに甲子園に王手をかけた。一足先に“聖地”で活躍する姿は、勇気を与えたに違いない。
ガッツの執念のひと振りで阪神に今季5カード目で初めて勝ち越した。ゲーム差は再び10・5となった。原監督は小笠原に賛辞の言葉を惜しまなかった。「ああいうコメントを出せることが、今日につながっている。それが彼の強さです」敗戦の責任を背負い込み、一夜で借りを返した背番号2に、改めて拍手を送った。
試合後、打のヒーローに笑顔はなかった。「少しは貢献できたと思う。でも、足りない」敵地で味わった屈辱は何倍にもして返す。
巨人・原監督「今シーズン初めて(対阪神戦を)勝ち越しましたね。今日は打撃も守備も選手たちが勝負強く戦ってくれた。6回は坂本からつないで3、4番が決める理想的な展開だった。(グライシンガーの交代は)向こうに流れが行きかけていたので、あそこはリリーフの出番です。上原はよくなってきた。今後も1試合1試合大事な試合が続く。しっかりと戦っていきます」
参照元:スポーツ報知
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