スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
巨人は29日、小笠原道大内野手(34)が、シーズン中から痛めていた左ひざを手術すると発表した。都内の病院での精密検査で「左ひざ内側半月板損傷」と診断され、11月中旬にも手術を受けることを決めた。選出されていた北京五輪アジア予選の日本代表を正式に辞退。この日、代表最終候補が30日から始まる合同自主トレのために神戸に集合したが、星野仙一日本代表監督(60)は、攻守で再編成を強いられることになった。
小笠原が苦渋の決断を下した。星野JAPANの自主トレ招集日に手術を決意し、参加辞退を申し入れた。「大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」主軸としての期待を痛いほど感じていただけに、悩み抜いた末の結論だった。
8月に左ひざ内側の半月板を損傷したが、シーズンで欠場したのは2試合だけ。「最後は気持ちだよ」と繰り返し、足をひきずりながら全力プレーを続けた。決して弱音を吐かなかったが、痛みは限界に達していた。階段を下りるのにも苦労するほどだった。
クライマックスシリーズ終了後、2か所の病院で診察を受け、治療方針を模索してきた。五輪予選の辞退だけは避けたかったが、完治には手術の道しかなかった。この日午前の最終検査でメスを入れることを決意した。
「日本代表の一員として戦いたかったのですが、検査の結果が思った以上に悪く、手術の決断に至りました」検査後、星野監督に謝罪するとともに、自主トレに参加する巨人・上原に電話し、「みんな頑張ってくれ」と伝えた。
五輪にかける思いは人一倍強かった。「期待に応えられなくて、本当に悔しい思いをした。今回は貢献したい」とまさかの銅メダルで終わった04年のアテネ五輪のリベンジに燃えていた。年齢も34歳になり名実ともにチームの中心選手となって戦うはずだっただけに、悔しさは倍増した。
今後は11月中旬にも半月板の修復手術を行い、リハビリに取り組む。「期待してくださったファンのためにも今は治療に専念して、来るシーズン、全力のプレーをお見せできるよう頑張ります」。伊原ヘッドコーチは「開幕? それは全然大丈夫でしょう」と話しており、来シーズンには間に合う見込みだ。
参照元:スポーツ報知