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◆プレシーズンゲーム 巨人3―4アスレチックス(22日・東京ドーム) メジャー相手でも、伸び盛りの19歳はひるまない。坂本が、アスレチックスとのオープン戦に「8番・二塁」でフル出場。2回、先取点につながる中前安打、6回にも再び中前へ運んだ後、9回には左前安打で“猛打賞”をマークした。開幕スタメンへ突っ走る坂本に刺激されたかのように、2番に入った二岡、左すね打撲を乗り越え「6番・DH」で出場した阿部もヒットを記録。役者がそろった原巨人。28日、ヤクルトとの開幕戦(神宮)に向け、上昇ムードになってきた。
はしゃぐことも、笑みを見せることもなかった。坂本は一塁ベース上で堂々と胸を張った。「相手がメジャーだと思っているとビビってしまうんで、積極的に打ちにいきました」目の前にちらついた「開幕スタメン」を両手でたぐり寄せた。
誰が相手でも関係なかった。2回2死一塁。アスレチックス先発・エイブランドの初球、内角ぎりぎりの144キロ直球を腕をたたんで中前に運んだ。「すべてのボールが微妙に揺れていましたね」メジャー投手独特のボールを1打席目で強打、続く加藤のチーム51イニングぶりのタイムリーを“アシスト”した。
打席ごとに進化をみせた。6回1死、カウント2―2からの外角スライダーには左手をいっぱいに伸ばして中前に運んだ。9回先頭でも、外角スライダーを最後は左手1本で左前へ。長い両腕をたたんで伸ばして、自身7試合ぶりの猛打賞をマーク。「しつこくいこうと思いました」19日のヤクルト戦(神宮)に続き「二塁」で先発出場し、94年の松井(現ヤンキース)以来、14年ぶり4人目の10代開幕スタメンをほぼ手中に収めた。
練習で取り組んだことをすぐに実行できるところに、非凡さを感じさせる。前日(21日)は、G球場での全体練習後に村田打撃コーチの指導のもと、1時間、マシン打撃を行った。どんな体勢でも両肩を水平に回すレベルスイングを教わった。試合前には原監督が「まず下半身から動き出せ。上と下を一緒に回しちゃだめだ」と下半身主導の打撃を心がけるように声をかけた。
この日の3安打、内角球でも、外角に逃げるボールでも両肩を水平に回して下半身を粘り強く使った。これまで「順応性、柔軟性は素晴らしい」と適応力の高さを認めていた指揮官も、「彼の野球人生の中で大きく変わる可能性を持たせる3本じゃないかな」とさらなる成長を感じさせる試合だったことを強調した。
試合前には、現代っ子らしいたくましさも見せていた。「メジャーはよく分からないです。ウェイクフィールドって、すごいんですか?」と23日のRソックス戦で先発する、世界一軍団のナックルボーラーに首をかしげた。「1本のヒットがうれしい。スタメンとかは考えず、今は高いレベルで野球ができるのが楽しい」まずは開幕まで、全力疾走で駆け抜ける。
巨人・原監督「開幕を控え、ベストオーダーが組めたことに手応えを感じています。坂本は自信になったでしょう。彼の野球人生の中でも大きな3本のヒットになった。上原は本来のピッチングだった。いい形でペナントに入ることができる。アスレチックスはスピーディーな選手が多い。遊撃のクロスビーのフィールディングとバッティングには、特に躍動感がありました
参照元:スポーツ報知