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巨人・坂本勇人内野手(19)が名人養成グラブで開幕1軍を狙う。24日、G球場で自主トレし、宮崎春季キャンプに「極小グラブ」を持ち込むことを明かした。チームメートの名手、小坂が使っているような投手用より小さいグラブで、捕球感覚を養い、送球を早くすることなどが狙い。特守で使って守備を磨き、目標の1軍定着を目指す。
球界屈指の守備職人に少しでも近づきたい。坂本の目はそんな強い意志がこもっていた。「キャンプにはめっちゃ小さいグラブを持っていくつもりです」と秘密兵器の導入を明かした。
きっかけは主将の一言だった。9日からグアムで阿部の自主トレに同行。キャッチボールをした際に、グラブの使い方について「次の動作に素早く移るために、(グラブの芯に)当てて手の上に落とすようなイメージでやれ。小坂さんはそうだぞ」と助言された。
そこで極小グラブの使用を思いついた。通常より網の部分が極端に小さく小、中学生向けに見える大きさ。球を「つかむ」というより「当てて止める」という感覚を養って、捕ってから投げるまでの間隔を短くする。もちろんグラブの芯で捕球することで上達も見込める。「小坂流」の免許皆伝へ、しばらく使っていなかった投手用より小さいグラブを荷物に詰め込んだ。
まずは二岡に続く遊撃手の2番手の座を奪う。寺内、円谷らと競った昨秋キャンプでは、伊原ヘッドコーチから「守備では寺内が少し抜けている」とライバルへの遅れを指摘された。勝負強い打撃は十分に1軍クラス。課題の守備力を磨いて目標の開幕1軍、そして1軍定着を狙う。
この日は22日の帰国後、初めてG球場を訪れ、今オフ初のマシン打撃を行った。ロングティーはグアムでも続けていたが、本格的な打撃練習再開に「久しぶりで腰が痛いですよ」とおどけた。名手養成グラブで2年目の飛躍を狙う。
◆坂本 勇人(さかもと・はやと)1988年12月14日、兵庫県生まれ。19歳。青森・光星学院高から2006年、高校生ドラフト1巡目で巨人入り。昨季9月6日の中日戦で延長12回2死満塁から、プロ初安打となる決勝2点適時打を放った。183センチ、76キロ。右投右打。独身。
参照元:スポーツ報知