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今春キャンプでの“怪物対決”はお預けになった。日本ハムの沖縄・名護キャンプで、高校生ドラフト1巡目ルーキー・中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=とダルビッシュ有投手(21)の直接対決が絶望的になったことが25日、分かった。紅白戦がキャンプ前半に集中したため、スロー調整が認められているエース右腕登板の可能性が低くなった。
高校通算87本塁打VS日本球界のエース―。夢のバトルは幻に終わりそうだ。チームは現時点で2月7、11、14日に紅白戦を予定。中田はすべての試合で出場が見込まれるが、問題はダルビッシュだ。8月に北京五輪を控える右腕に対して、すでに首脳陣はマイペース調整を容認。厚沢投手コーチは「去年は五輪予選もあって(12月まで)長く投げていたし、調整は任せる」と言い、初の実戦登板は2月20日以降を想定している。
フリー打撃についても、ダルビッシュはマウンド前方に防御ネットを立てて投げることを嫌うため、登板機会はまずない。中田は昨年12月10日の新入団会見で「対戦したい投手」にダルビッシュを指名。「打てないと分かっているけど、打席に立って生でボールを見てみたい」と話していたが、今春に限ってはかなわぬ夢となりそうだ。
両雄の対決が実現すれば、名護キャンプ最大の目玉となっただけに、集客面でも痛手だが、球団関係者の中には「中田が完ぺきに抑えられて、自信喪失になるよりはいいのでは…」と前向きにとらえた。まだプロ生活は始まったばかり。黄金ルーキーは力をつけながら、大エースの胸を借りる時を待つ。
◆ダルビッシュの昨春の紅白戦 2月18日、沖縄・国頭村(くにがみそん)で行われた紅白戦で初の実戦マウンドに立った。田中賢、稲葉ら主力を相手に直球は148キロを計測。2イニングを打者6人で抑えるパーフェクト投球を見せた。紅白戦登板はこの1度だけだったが、プロ3年目で初の開幕投手に向けて、順調な調整ぶりをうかがわせた。
参照元:スポーツ報知