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◆巨人4─3ヤクルト(28日・札幌ドーム) 試合終了後のベンチで、清水が仁王立ちになっていた。視線の先には、お立ち台で声を弾ませる脇谷。「清水さんがつないでくれたので、なんとかしようという気持ちだった」後輩のひと言に、背番号9は満面の笑み。両手で大きく輪をつくり「OK」のサインを送った。打のヒーロー2人は喜びを分かち合った。
1点を追う7回2死二塁。ヤクルトベンチが先発の石井一に代え、花田を投入したところで、原監督はホリンズに代わる「代打・清水」をコール。清水は外角高めの148キロ直球に逆らわず、左前安打。8月24日の広島戦(広島)で2号2ランを放ってから、代打では3打席連続安打となった。「なんとか、つないでいこうと思っていました」ベテランのひと振りで、一、三塁とチャンスは広がった。
好機と見れば、一気にたたみかける。続く打者は高橋尚に代わる代打・脇谷だ。外角低めのフォークをうまくさばき、同点となる中前適時打。マウンド上の花田を動揺させ、続く谷の適時二塁打も呼び込んだ。「大事な場面で使ってもらったので必死でした。いい当たりじゃなかったけど、勝利に貢献できてうれしい」背番号23は気持ちよさそうに汗をぬぐった。
原監督は「あそこは自分の中で、清水、脇谷でいこうと決めていた」と振り返った。右足首痛で先発を外れた高橋由は、切り札に取っておいた。「2人ともよくつないでくれた。ピンチヒッターの1打席しかないのに、よく粘った」とたたえた。
共に灼熱(しゃくねつ)のファームで汗を流した。練習終了後も居残り、2人でバッティングマシンに向かった。納得いくまでバットを振り続けた。24日からの広島3連戦(広島)でも、午前中から室内練習場で汗だくになって打撃練習を行った。25日の広島戦でも2人そろって途中出場し、適時打を放った。努力は決してウソをつかない。
篠塚打撃コーチは「いいコンビなのかもしれないね」と拍手を送った。巨人の代打成績は、打率2割7分2厘でリーグ1位を誇る。クリーンアップが打てない時、打線がつながらない時、巨人には必殺仕事人がいる。
◆清水、脇谷の連打VTR 8月25日の広島戦(広島)、1点ビハインドで迎えた7回、同点に追いつきなお、2死一、三塁で清水が代打で登場。広島・梅津から遊撃手を強襲する適時打を放ち、勝ち越すと、続いたのは6回に代打で登場していた脇谷。右中間を破る2点三塁打でこの回、一挙に4点。勝利を決定づける連打となった。
参照元:スポーツ報知