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◆中日1―3巨人(5日・ナゴヤドーム) 話題が木佐貫から打線へ移った時、原監督はひと呼吸置き、打のヒーロー2人の名前を挙げた。「ああいった場面でなかなか打つことができなかった。ホリンズが思い切りのいい打撃で打ち、佳知がよくつないでくれた」安堵(あんど)感が手伝ってか、一気にまくし立てた。
大一番で、まずは助っ人が本領を発揮した。2回1死一、三塁。ホリンズが左翼線に弾む先制の適時二塁打。「三塁にランナーがいたので、コンパクトに強く叩くことを心掛けていた。先制点が取れてよかった」5月2日、チームが5000勝を決めた時以来となる敵地でのV打は、阿部に次ぐチーム2位となる9度目。勝負強さは健在だった。
続く木佐貫がスクイズに失敗。バットを引いたかに見えたが、スイングの判定だった。原監督が抗議に出るも覆らず、場面は嫌なムードの中、2死二、三塁と変わった。そんな空気を谷が切り裂いた。中前に2点タイムリー。「何とかつなげようという気持ちが結果につながった。まだまだ戦いは続く。勝ちに貢献できるように頑張りたい」控え目なセリフが、逆に頼もしかった。
前夜は1死で三塁に走者を置く場面が2度あったが、いずれも得点できず、高橋尚は中日打線にかわす投球を粘られ、KOされていた。原監督は試合前、ナインに語りかけた。「勝ち負けばかりにこだわらず、自分たちの戦いをやっていこう」目の前の勝利を追いかけるあまり、ふだん通りの力を出せない選手たちへのメッセージだった。この日は最初のチャンスをものにし、序盤の2イニングだけでベテラン・山本昌に55球を投げさせた。攻撃陣の見事なリベンジだった。
クライマックスシリーズ進出マジック「17」が点灯した。指揮官の感想は「そうですか」とひと言。「きょうは価値ある勝利だった。あしたも自分たちの戦いをしていきたい」目先の数字にとらわれることはない。原監督の視線は、栄光のゴールだけを見つめている。
参照元:スポーツ報知
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