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◆横浜6―3中日(12日、横浜) 高々と舞い上がった打球が、右翼席中段へ吸い込まれた。本塁付近にできた歓喜の輪へ、佐伯は笑顔で飛び込んだ。「最後の打席は気持ちだけ。年に数回ある究極の開き直りで行きました」同点の9回2死一、三塁。クルスの高め直球にすかさず反応した。決勝のサヨナラ5号3ラン。サヨナラ打は01年6月20日の広島戦(山形)以来2度目だが、サヨナラ弾はプロ15年目の初体験だ。
静かに闘争心を燃やしていた。5回の第3打席は、2死一、二塁の好機で内角低めの直球を見逃し三振。際どい判定に納得がいかなかった。「やっぱりチャンスだったんで…」心を落ち着けるために、一度ロッカーへ下がりイスに座って気持ちを整理。8回に古木の同点打が飛び出し「あれでいけそうな気がした。ピッチャーが頑張ってたし」7回3失点のベテラン・工藤の熱投にも報いた。
涙にも“サヨナラ”だ。「去年ああやって泣いて、その後良くなかったんで。今年はああいう涙は見せないって」06年4月28日の広島戦(横浜)、6回に決勝打となる逆転3ランを放って、ついこらえきれず涙を見せた。「終わりだったらよかったけど、まだ先がある」男泣きは、最後まで取っておく。
チームは連敗を2で止め、追いかける2位・中日に再び2・5ゲーム差と詰め寄った。今季4度目のサヨナラ勝ちを決めたヒーローは「今日、負けてズルズルいくのはイヤでした」と、最後まで笑顔だった。
参照元:スポーツ報知
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