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巨人・上原浩治投手(32)と高橋尚成投手(32)は9日、FA宣言をした場合、巨人が獲得に乗り出す方針を固めた中日・福留孝介外野手(30)に熱烈な「ラブコール」を送った。走攻守三拍子そろった球界屈指の選手が、ライバルから味方に回れば、こんなに心強いことはない。巨投を支える左右の両輪は「来てくれるなら、ありがたい」と話した。
ジャイアンツ球場での練習を終えて車に乗り込もうとする上原は、報道陣から「福留」の名前を聞かされると、思わず笑顔になった。「すごいね。(獲得の方針は)ホンマなん? 逆にこっちが聞きたいくらいや」そして、慎重に言葉を選びながらも「来てくれるならありがたい。マイナスになることなんて決してないし」とラブコールを送った。
FA権を行使すれば日米間の争奪戦必至の福留は、上原にとって“戦友”でもある。04年のアテネ五輪に続いて、昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも日本代表の投打の要として活躍した。準決勝の韓国戦では先発・上原が好投、代打・福留が決勝2ラン。世界一に駆け上がる原動力となった。
福留がチームに加わることは、セ・リーグのライバル球団から主砲がいなくなることを意味する。過去の対決では通算98打数32安打(打率3割2分7厘)、8本塁打、18打点と打ち込まれている上原にとって、難敵がチームの一員に加わることは最高のニュースになる。
歓迎したい気持ちは、高橋尚も同じだった。「ウチにもいい外野手がいるし、僕らが決めることじゃないけど」と前置きした上で「敵にいるより味方にいてくれた方がいい。守備の面でも助かると思うし」と率直な思いを口にした。
7日まで神戸での日本代表最終候補の自主トレに参加していた2人は、12日からスタートする宮崎強化合宿に向け、ランニング、キャッチボール、遠投などで汗を流した。12月のアジア予選突破、そして来年8月の北京五輪で金メダル獲得を目指すと同時に、来季も巨人投手陣の中心となる2人。セ・リーグ連覇、日本一奪回を目指すからこそ、素直に口についたラブコールだった。
参照元:スポーツ報知