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楽天の一場靖弘投手(25)が24日、今季初登板となる25日・オリックス戦(京セラ)での完投勝利を誓った。チームは、ソフトバンクとの開幕カードで新守護神ドミンゴ(32)が崩れるなど悪夢の3連敗。これ以上の敗戦は許されない。入団4年目を迎えたスタミナ抜群の右腕は、最後まで投げ抜き、最悪の流れを断ち切る覚悟だ。
連敗ストップは、その剛腕に託された。最悪の状況での今季初登板にも、一場の表情から重圧は感じられない。「やりがいがある? まだ誰も勝ってませからね」と笑みさえ浮かべた。チーム初勝利をもぎとるための準備は万端だ。
開幕から守護神が安定しない楽天。ドミンゴは、開幕戦にサヨナラ3ラン、第2戦に同点タイムリーを浴びる大失態を演じた。今のチームにとって理想的な形は、先発投手の完投勝利。3連戦でフル回転した救援陣の出番も減らしたいところだ。
当然、一場は十分に役割を理解している。「完投が理想? 元々、球数が多いのは持ち味ですし」とニヤリ。「168球を投げたこともある。その時は1点しか取られなかった」06年6月の阪神戦での熱投を例に挙げ、自信を漂わした。
ドミンゴに代わり、ストッパー起用も持ち上がっている右腕だが、紀藤投手コーチは「体力面が強いから、抑えはもったいない」とあくまで先発での起用に前向き。本人も「先発をやりたい」と言い切る。更なる信頼を勝ち取るために、まずは結果を残さなければいけない。
今季は右目角膜炎で出遅れたが、一時0・04まで落ちた視力は1・2まで回復。不安要素はない。ラロッカ、ローズ、カブレラを擁する強力打線にも「まだ全然打ってませんよね」と恐怖心はなし。「悪い流れが変わればいい」“初代黄金ルーキー”が、負の連鎖を断ち切る。
参照元:スポーツ報知