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ボテボテの当たりが幸いした。そして、田中幸から白い歯がこぼれた。「ラッキー。これなら、(走者が)かえってこれるかなと思った」同点の8回1死一、三塁。和田の低めの変化球を完全に引っかけた。だが、打球が鈍かったため、三塁走者・田中賢が生還できた。ハイタッチに沸く三塁ベンチと落胆の和田。鮮やかなコントラストを描いた。
「神通力」で天敵を倒した。今季3戦3敗、福岡ヤフードームに限れば通算0勝11敗の和田にこの日も、6回まで1安打。ところが、7回のセギノールの同点弾から“ミラクル・ハム”の進撃が始まった。
8回だ。1死二塁から25打席連続無安打の森本がフォークにタイミングを崩されたが、平凡なゴロは三遊間の真ん中へ。幸運な内野安打でチャンスを広げ、最後はベテランの投ゴロで勝ち越した。続く稲葉が、二塁内野安打で和田をKO。攻略とは言い難いが、ヒルマン監督は「和田から勝てたことが大きい」とまくし立てた。
そして、最後も運で突き放した。9回、高橋が試みたセーフティーバントに焦った水田が一塁悪送球。無死二塁から小谷野の一塁へのゴロを松中が後逸し、3点目が転がり込んだ。振り返れば、12日の西武戦(函館)も重盗の時に細川の三塁送球が打者・森本のバットに当たる珍事で今季2戦2敗だった涌井に勝利。日本ハムにとって、敵チームのタイムリーエラーはこれで3戦連続だ。
首位攻防戦でも飛び出した“ミラクル・プレー”の連続。白井ヘッドコーチも「理由? 分からないね。相手も分からないでしょ」と苦笑いだ。シンジラレナーイ強さで、混パを抜け出しにかかる日本ハムに盆休みはいらない。
参照元:スポーツ報知