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◆楽天8-3広島(31日・Kスタ宮城) 降りしきる雨をものともしない、楽天の猛打ショーだった。「ゆっくり見させていただきました。きょうは入場料を払わんとイカン」と野村監督も余裕の笑顔。セ・リーグ最高の防御率を誇った左腕・高橋から8点を奪う圧勝。球団史上最多となる貯金4を積み上げ、交流戦首位をがっちりキープした。
ヤマ場は初回に来た。2死一、二塁からリックが中前適時打で先制すると、なおも2死一、二塁からフェルナンデスが左翼へ5月初アーチとなる7号3ランで一挙4点。4回にも敵失で2点を加え、5回1死一塁には、またもフェルナンデスが8号2ラン。ダメにダメを押して高橋を沈めた。
セの各球団がほんろうされた左腕攻略法は、いたってシンプル。前日は、現役時代に19打数8安打とカモにした山田バッテリーコーチが「右打ち」の重要さを説いた。対戦経験がある橋上ヘッドや池山打撃コーチらも特別な苦手意識はない。「引っ張ると凡打。(中日の)ウッズだってそれでやられてる。とにかく引っ張ってくれるな、と。それだけ」と池山コーチは説明。本塁打以外の7安打中、実に6安打は指示通りの逆らわないバッティングが生んだヒットだった。
指揮官もチームに活を入れていた。1回、併殺コースのカバーが遅れた選手会長・高須を激しくしっ責。「怠慢プレーは許さない。ベンチも引き締まった」と振り返る。勝負に意欲を燃やす72歳に、ベンチが一丸となっていた。
貯金4の壁を今季5度目の挑戦で破った。終わってみれば12勝11敗で2か月連続の勝ち越し。「5月は苦しんだけど、よく盛り返した。6月も貯金? 6月(29日)は私の誕生日。ぜひ、そう願いたいですな」とノムさん。中盤に入った交流戦でも、まだまだ楽天が猛威を振るう。
◆長谷部2軍落ち ○…楽天の大学・社会人1巡目ルーキー、長谷部康平投手(23)が1日から2軍に降格する。プロ初先発となった5月28日の巨人戦(東京D)で4回5失点と調子が上がらず、交流戦中に登板機会が少ないこともあり、ファームでの調整が決まった。橋上ヘッドコーチは「キャンプの時のような状態から遠い。後半戦が始まるまでに戻ってくれれば」と説明。左腕も「下で頑張ってきます」と話した。
参照元:スポーツ報知