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米大リーグの第79回オールスター戦が15日、今季限りで閉鎖されるヤンキー・スタジアムで行われる。8度目の出場となるマリナーズのイチロー外野手(34)は、史上初の2年連続MVPを「意識する」と狙っていく構え。初出場のカブス・福留孝介外野手(31)は「違和感はある」と戸惑いながら「堂々としていたい」と抱負を語った。先発投手はア・リーグがリー(インディアンス)、ナ・リーグがシーツ(ブルワーズ)に決まった。
挑発とも受け取れる言葉の数々は、積み重ねた実績からくる自信の裏返しだった。会見の冒頭からイチロー節がさく裂した。「8年で一番地味なメンバーでしょう。びっくりしました」なんとオールスターに集ったメジャーの精鋭たちを「地味」と形容してみせた。
イチローにとっても、球宴は特別な位置づけだ。「初めて球宴に出させてもらった時は、自分の力以上に評価をされる時期があって、それに追いつこうとする自分がいた。そこをだんだん超えていくという、同じようなサイクルを(米国でも)繰り返している」と、球宴を成長の糧にしてきたことを明かした。
その積み重ねが、8年連続出場につながった。「今、このメンバーを地味だと感じる自分がいる。そのことがちょっとうれしい」常連だから使える言葉で、遠回しに喜びを表現した。朝、出場選手全員と顔合わせをした時に「僕はここにいなくてはいけないと思った」のも、リーグの顔となった責任感からだろう。
昨年は史上初となるランニング本塁打を放ってMVPに輝いた。当然、2年連続受賞の期待がかかるが、「そのチャンスを持ってるのは僕だけ。もちろんそういう意識はある」と言ってのけた。公開練習では「2008 ALL STAR」の刺しゅうが入ったシルバーの特製スパイクを披露。グラウンドで自分を表現する準備は整った。喜びと責任感を胸に、背番号51が聖地に立つ。
参照元:スポーツ報知