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◆巨人4―7中日(15日・旭川) 最後まで集中力を切らさない。6―4で迎えた6回2死一塁。山本昌は一塁走者の坂本が飛び出した瞬間、素早く体をひねり、一塁にけん制球。挟殺プレーでピンチの芽をつみ取った。「もう少し楽に勝てたんだけどね。とにかくチームが勝ってよかったよ」2本のアーチを浴びたが、6回4失点と粘り、球団の通算4500勝に花を添えた。
自身にとっても、5月21日の楽天戦(Kスタ宮城)以来となる通算197勝目。巨人戦通算38勝(42敗)は、杉下茂氏と並ぶ球団最多タイだ。チームも北海道での巨人戦は、04年から6連勝となった。「出直すなら北海道だと思っていた。巨人戦といえばな」と落合監督も、投打がかみあっての快勝に口元を緩めた。
勝てない間も謙虚な気持ちは忘れなかった。6回途中2失点ながら2番手・吉見が打たれ、白星を逃した6月9日の楽天戦(ナゴヤD)。ロッカーで座り込む後輩に山本昌は声をかけた。「マンちゃん(岩瀬)だってオレの勝ちを何度か消してるんだ。気にするな」積み上げてきた勝利の裏に、周囲の支えがあることを痛感している。
悲願の名球会入りにあと3と迫った。4カード連続負け越しが続くチームにとっても、初戦の勝ち星は大きい。「球団通算4500勝なの?」とほくそ笑んだ42歳。大台到達を前に、弾みとなる記念のウイニングボールを手に入れた。
◆中日が通算4500勝 中日が15日の巨人13回戦(旭川)に勝ち、球団通算4500勝を達成した。巨人、阪神、オリックスに次ぎ4チーム目。初勝利は前身の名古屋時代の1936年4月29日、大東京戦(甲子園)。
参照元:スポーツ報知