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◆マリナーズ4―8タイガース(3日・シアトル) マリナーズのイチロー外野手(34)が、ホームでのタイガース戦で5打数3安打、メジャー通算1700安打を記録した。1203試合での到達は、記録が残っている1956年以降では最速。日米通算3000安打にあと22本と迫った51番は、日米通算1500得点もマークした。オールスター戦(15日・ニューヨーク)までの10試合で、張本しか成し遂げていない3000安打を達成できるか。
バットの勢いが、いよいよ止まらなくなってきた。初回先頭、160キロ右腕バーランダーの内角低め直球を振り切ると、目の覚めるような打球が右前へ。イチローが3試合連続で第1打席の安打、通算でも82打数31安打(・378)として波に乗った。次打者の際にけん制悪送球で三塁に進むと、直後の左前打でホームを踏んだ。
この生還で日米通算1500得点をマーク。日本球界では5人目の偉業だが、「知らない。1500安打だったらなんとなく分かるでしょうけど、1500得点といわれても、すごいのかどうか分かりづらいよね。そういうのって大事でしょう」と淡々としたもの。ヒットの積み重ねとは「違いますね」と興味を全く示さなかった。
対照的な反応を示したのは、メジャー通算1700安打だった。6回2死二塁から今季初の2試合連続の“猛打賞”となる二塁内野安打。108安打目で到達した。「知ってたよ。今年と来年で2000(安打)に到達したいと思っているので、ということかな」と自然に言葉が飛び出した。チーム広報によれば、1203試合目での1700安打は、7年連続200安打で並ぶW・ボッグス(Rソックスなど)より65試合早い。「このまま順調なペースで行けば、今季中に1800安打もできるね」とリグルマン監督。さらに来年200安打以上を放って、節目の2000安打に乗せるつもりだ。
最近5試合は22打数13安打(・591)とハイペースだ。「見ている人の楽しみを奪うことになるから、僕は言わない」と手応えにはけむに巻いたが、打率も3割5厘まで急上昇させた。日米通算3000安打へ、前半戦残り10試合で22本。開幕前の「公約」実現に向けて、背番号51が猛チャージをかけてきた。
◆1500得点は5人だけ 日本で1500得点を達成したのは王貞治(1967)、福本豊(1656)、張本勲(1523)、野村克也(1509)の4人。イチローは92~00年まで所属したオリックスで658得点、マリナーズで842得点して日米通算1500得点を達成した。メジャーでは過去7年すべて100得点以上しているが、最多は1年目の127。
参照元:スポーツ報知