野球の最新ニュースをあなたにお届けします。
スポンサードリンク
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
◆阪神5―4巨人(18日・甲子園) Jも打たれ、Kも打たれた。しかし、最後の砦(とりで)は崩れなかった。9回、1点リードを守り抜いた。ウィリアムス、久保田という名刀が折れても、まだ藤川がいた。最後は2死二塁からホリンズを153キロで空振り三振に仕留めて43セーブ目。奇跡の優勝マジック点灯に王手をかけた。
8回の決勝点は、1死三塁から門倉が犯した暴投で転がり込んだ。あえて興奮を押し隠し、冷静な顔で会見に臨んだ岡田監督は「1点差ばっかりやろ。こんなん、紙一重や」と、優勝がかかったシーズン終盤での対巨人戦6連勝(1引き分け挟む)を振り返った。
1点をリードして迎えた6回裏の攻撃で、マウンドに上がったのは敵のエース・高橋尚。前回先発から中2日、もちろんリリーフは今季初めてだった。一塁側ベンチで、岡田監督は笑った。追いつめられた敵の動きに、冷たい笑いを送った。JFKの起用もそうだが、岡田監督に「苦し紛れ」や「その場しのぎ」はあり得ない。7回に1点を勝ち越してなおも2死一、三塁。ワンポイント左腕・山口が金本を敬遠気味に歩かせたが、続く左打者・葛城には耳元でこうささやいていた。「山口でも(右の代打に)代えんから、タイミングを合わせておけよ」その信頼が4点目を呼び込む適時打を打たせた。
巨人、中日に1・5ゲーム差をつけた。19日も勝ち、中日が負ければ優勝マジック10が点灯する。「そら1試合、1試合いかんとな。何が起こるか分からんのやから」岡田監督は最後まで、腰をどっしりと落ち着けたままだった。
参照元:スポーツ報知
PR
この記事にコメントする