スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
情けない。ため息しか出てこない。エース・岩隈を見殺しにする打線の沈黙。試合後、ノムさんはあきれ果てた表情で口を開いた。
「しかし、まあ、左(投手)が打てんなあ。どうしたもんかねえ。25回無得点か。話にならんわ。疲れか。シーズンも終わりになって、個人、チーム記録もメドがついたし、目標を喪失しかかっているのかなあ」
序盤から武田勝の緩いカーブとシンカー、そして、内外角に直球を丁寧に投げ分けられ、手も足も出ない。最終回に相手守護神のマイケルを攻めたて、無死一、二塁。だが、フェルナンデスの遊ゴロ併殺打で勝負ありだった。前日も西武の軟投派左腕・帆足の前に2安打完封負け。同じようなタイプの、しかもシダックス時代のまな弟子・武田勝にしてやられた。岩隈が決して調子がよくない状況ながらも、7回2失点と粘投。それだけに、なお悔しさは募るばかりだった。
「今日は、岩隈がよう投げた。(捕手の)嶋も本当にいいリードをした。でも、あそこ、(5回の)金子誠のタイムリーのところだけは迷ったな。3つの選択肢があって、一番悪いのを(嶋は)選んでしまった」
課題を突きつけながらも珍しく嶋をほめたノムさん。だが、負けてしまってはどうしようもない。
「目標、目的意識が大事なんだけどなあ。これが今のチーム力。やっぱり、まだ弱いわ」
これで3連敗。5位に転落し、クライマックスシリーズ進出どころか最下位転落の危機に直面した。このまま、ズルズル転落してしまうのか。悪いことに19日の日本ハムの先発は球界屈指のエース・ダルビッシュ。打線の意地なくして暗いトンネルの突破口は見つからない。
参照元:スポーツ報知