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赤ヘルからドジャー・ブルーへ。広島からFA宣言し、ドジャースと総額3530万ドル(約40億円)の3年契約を結んだ黒田博樹投手(32)が16日、ドジャー・スタジアムで入団記者会見を行い、「早くドジャー・ブルーに染まりたい」と新天地での意欲を語った。背番号は18を希望。ローテーションの柱として、16番で13勝した野茂英雄、17番で14勝した石井一久を超える15勝以上の期待がかかっている。
写真撮影のため、ドジャー・スタジアムのマウンドに上がった黒田。「1日も早くドジャー・ブルーに染まりたい」心はもう伝統あるド軍の一員だった。
マリナーズ、Dバックスのオファーを蹴ってド軍を選択した理由を「家族のことが第一。その上で自分がベストな環境を考えた。大きな日本人コミュニティーと温暖な気候。自分の力を発揮する上で一番にいいと思った」と説明。また、広島での11年間は一度も優勝争いに加わることはなかっただけに、今オフにA・ジョーンズ外野手(前ブレーブス)を獲得し、ヤ軍の名将だったトーレ監督を招へいするなど、ド軍が頂点を狙えるチームであることも大きな理由のひとつだった。
黒田獲得を今オフの最大の補強ポイントと位置づけていたコレッティGMは「マウンドに立つ度に(チームが)勝つチャンスを与えてくれると期待している」と大きな期待を寄せた。写真撮影の時には、早くも正捕手マーティンから「コミュニケーションを取ってしっかりいこう」と激励の電話が入り、黒田を驚かせた。
背番号は未定のため、この日は来季の年号08のユニホームで会見に臨んだ。広島時代の15番は主力のファーカル遊撃手が付けていることもあり、日本のエースナンバー「18」を希望した。
ド軍では95年に野茂英雄投手が16番で13勝(5敗)、ポスティングシステムで02年に入団し17番を付けた石井一久投手が14勝(10敗)して、いきなりロサンゼルスの日本人ファンを虜(とりこ)にした。16―17に次ぐ、18番のユニホームに身を包んだ黒田が、守護神・斎藤隆投手とともに88年以来の世界一を目指す名門復活の切り札となる。
◆ドジャー・ブルー 野茂の在籍時に監督を務めるなどドジャース一筋58年のT・ラソーダ氏(現オーナー付特別顧問)が口にした「オレの体にはドジャー・ブルーの血が流れている」の名セリフから来ている。大物選手の入団時に「身も心もド軍にささげる」という意味で使うケースがある。
◆古巣ブラウン監督「かなり勝てる」 広島・ブラウン監督が、ドジャース入りが決定した黒田にエールを送った。17日、帰国の途についた指揮官は「黒田は間違いなく彼自身の野球をやってくれる。チームの得点力にもよるが、かなり勝てる」と新天地での活躍に太鼓判。「ドジャースはいい補強をした。センターにアンドルー・ジョーンズも入ったしね」と、10年連続ゴールドグラブ賞受賞の名手獲得まで評価した。
参照元:スポーツ報知