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休日返上で不振脱出だ! 巨人の1軍野手12人が2日、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で、“ミニキャンプ”を張った。3日からの9連戦を前に、リーグ最低のチーム打率アップに向け、走り込み、ロングティーなどで汗を流した。中でも打率1割8分4厘と大不振の阿部慎之助捕手(29)は「悪いときは何かアクションを起こさないと」と9連戦中もミニキャンプを行うことを明言。投手陣も、野間口貴彦投手(24)を先発に回し、9連戦を一丸で乗り切る。
練習開始前に、右翼定位置付近に小さな輪ができた。その真ん中で阿部が、主将として声を張り上げた。「今日、練習するという意味を、一人一人が理解しましょう」原政権下では06年の6月以来となる休日返上トレ。チーム力を上げるために何が必要か、集まった野手全員に語りかけた。
1軍野手では、小笠原、木村拓、ラミレス、ゴンザレスを除く12人が集まった。全員で約1時間のウオーミングアップを行い、その後、それぞれが約100球のロングティー。チーム打率2割3分3厘と低迷を続ける打線に下半身を使ったスイングを取り戻させるために、首脳陣が春季キャンプのような練習を課した。
さらにバットを握り続けたのは、生え抜きの2人だった。2か所の打撃ケージに高橋由と阿部が陣取り、約30分間フリー打撃を行った。「彼らは一人一人、自立しているから」と見守った原監督も多くを語らず、静かに不振脱出を待つ構えを見せた。2人ともこれまでの不振がうそのように快音を連発。「今まで打席で構えたとき、打とう打とうという硬い構えになっていた。いいときはもっとゆったりと構えていたはず。今日はそこを意識した」大粒の汗を流したキャプテンだったが、まだ納得できなかった。
「最近は打つ方でもいいところでダメだし、キャッチャーとしても、点を取られるということは僕の責任だから。こういうときこそ練習しないといけない」と3日からの9連戦中も試合前練習でさらに“ミニキャンプ”を行うことを明言。1割台の打率からの脱出、本来の打撃復活のために体をいじめる覚悟だ。
ようやく走れる体に戻ったための決断だった。開幕前、オープン戦で左すねを負傷し、さらに4月20日の広島戦(広島)では左足甲に死球を受けたが、その傷も癒えた。1日の試合前には階段を使っての下半身強化に取り組んだ。「特打もできる限りやりたいし、ああいう下半身強化もやっていく」と試合と並行して、下半身を鍛え直す。
上位3チームとぶつかる試練の9連戦。篠塚打撃コーチも「1、2番、7、8番はいい。後は中軸だけだね」と復活に期待。慎之助の爆発なしに、チームの浮上はない。
◆阿部の今季 開幕から本来の打撃がなかなか戻ってこない。4月29日から5月1日の広島3連戦(東京D)では、得点機での不振がチームの敗戦につながる形になった。30日には得点圏に3度、走者を置きながらいずれも凡退し、1点差で敗戦。1日は原監督からリフレッシュを兼ねた休養を提案されたが出場。4打数無安打に終わった。28試合に出場し、いまだ3安打猛打賞はなし。本塁打も1本で打率も規定打席に到達している38人中、37位の1割8分4厘。
◆weak【形容詞】1.「物が」弱い、壊れやすい「人が」(体力の点で)弱い(⇔strong)。「体の器官が」衰えた「国家・法律・人などが」権力のあまりない
参照元:スポーツ報知