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阪神が来季の新外国人として、米大リーグ、ツインズのルー・フォード外野手(31)を獲得することが26日、明らかになった。球団では強打の右翼手を最大の補強ポイントとして中日・福留のFA争奪戦に参戦したが、メジャー側とのマネーゲームは避けられないとの判断から今月中にも撤退の判断を下す見通し。福留に代わり、メジャー通算打率2割7分2厘、32本塁打を誇るフォードに猛虎再建を託す。
浜中のトレード発表に揺れたこの日、福留争奪戦と並行して行ってきた新外国人野手の絞り込み作業が完了。打撃の確実性と守備の堅実さを重視した結果、フォード獲得へ動く方針を固めた。
2003年にツインズでメジャーデビューしたフォードは、同年34試合に出場していきなり打率3割2分9厘をマークした。04年も主に中堅手として154試合に出場。打率2割9分9厘、15本塁打、72打点と、その打撃は安定感抜群だった。今季は3月に左ひざを手術したため出遅れ、55試合の出場にとどまったが、これまでの調査で故障の後遺症はない、との確証も得られた。
福留の獲得を目指した阪神からすれば、メジャー5年間で通算32本塁打は物足りない数字にも思える。ただ、渉外担当者は「甲子園が本拠地だけに、守備力は重視する要素」と、一発長打の破壊力と同様に確実性にも重きを置いた。岡田監督からの注文も「中堅も守れる右翼手、右打ち」の2点で、まさに打ってつけの選手と言える。
ツインズの本拠地・メトロドームでは、フォードが打席に入った際にスタンドから沸き起こる「ルー(フォードのファーストネーム)・コール」が名物。人懐っこい容姿もあわせて、甲子園でも人気者になりそうだ。
すでに5年間プレーしたツインズからFAとなっており、球団では今月末にも獲得へ向けての本格的なアクションを起こす。最終リストには同じ右打ちで、メジャー通算63発を誇るタイガースのマーカス・テームズ外野手(30)も残っているが、意中の“恋人”はフォードだ。
◆ルー・フォード(Jon・Lewis・Ford)1976年8月12日、米テキサス州生まれ。31歳。99年ドラフト12巡目でレッドソックス入団。2003年、ツインズでメジャーデビュー。04年にはレギュラーとして打率2割9分9厘、15本塁打、72打点をマークした。メジャー通算5年間で打率2割7分2厘、32本塁打、172打点。183センチ、91キロ。右投右打。家族は妻と2男。
参照元:スポーツ報知