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剛球王子が「鉄腕ユニホーム」を身にまとって“怪物斬り”だ。ヤクルトが今季交流戦で、1969年球団創設時の「アトムズ」の復刻ユニホームを採用するプランのあることが26日、分かった。当時の人気漫画「鉄腕アトム」にあやかって球団名にしていた。高校生ドラフト1巡目ルーキー・佐藤由規投手(18)=仙台育英=が交流戦で日本ハム・中田との対戦が実現すれば、鉄腕アトムを味方につけて挑むことになる。
夢のビッグプランだ。懐かしいレトロなユニホームの復活プロジェクトは、球団内で極秘に進行。全選手の採寸もキャンプ第5クールまでに終え、あとは実際の製作を待つばかりだ。「鉄腕アトム」の著作権を持つ手塚プロダクションも、「ヤクルトさんからは非公式に話はきています」としており、実現に向けた細部を詰めた上、プランは一気に動き出す。
ヤクルトスワローズは1949年に国鉄スワローズとして誕生。その後、サンケイアトムズなどを経て、ヤクルトが実質経営権を握って「アトムズ」になった69年が創設年になる。このため、来年は40周年にあたり、球団も記念イベントの布石として、復刻ユニホームの採用を予定。来季は公式戦のユニホームの大幅な変更も検討している模様だ。
メモリアルイアーを控え、由規が25日の練習試合(対楽天)で最速154キロの衝撃デビューを飾った。開幕1軍からローテ入りすれば、交流戦でアトムズの復刻ユニホームに袖を通すことになる。剛球右腕は3月6日のオープン戦(札幌ドーム)で日本ハムと初対決。交流戦は5月28、29日が神宮、6月14、15日が札幌で行われる。期待のルーキーがアトムと“合体”して、怪物に真っ向勝負を挑む。ファン待望の一戦は、大きな話題を集めるに違いない。
◆アトムズ 1969年に、それまでの「サンケイアトムズ」から「アトムズ」へ名称変更。翌70年に「ヤクルトアトムズ」になり、73年オフから「ヤクルトスワローズ」になった。アトムズの名称は、少年野球ファン開拓のため、鉄腕アトムをペットマークに採用したことから命名。ビジター用の左袖には空を飛ぶアトムがついていた。当時のユニホームは「VAN」ブランドとして知られるファッションデザイナー、故・石津謙介氏らが手がけた。
◆復刻版ユニホーム 05年に交流戦がスタートしてから、各球団が復刻ユニホームを採用し始めた。阪神は05年の創立70周年の記念イベントとして、岡田監督が入団した79年当時のホーム用ユニホームを復活させ、06年はホームゲームで当時の青色を基調としたビジターユニホームを着用した。巨人も通算5000勝達成記念の一環として、昨年の交流戦でV9時代の復刻ユニホームを着用。昨年は西武も創設時(79年)のビジター用ユニホームを採用。今年はソフトバンクが、前身である「南海ホークス」時代の復刻ユニホームの採用を検討している。
参照元:スポーツ報知