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あきれていた。情けなかった。四死球を合計9つも“乱発”しての大敗。原監督は「なかなかフォローもしづらいね。プロとして恥ずかしいプレーが多かった。まだまだ力をつけないといけない」と苦笑いを浮かべた。
先発・福田が、あまりの制球難だ。2回、先頭・森野への四球を手始めに1死満塁のピンチを背負うと、投手・中田に押し出しの四球だ。ボール球が先行し、最後の球は内角低めへ大きく外れた。マウンドに駆け寄った阿部は「話になんないよ!」と福田を一喝した。
怒りたくもなる。2回表にエンドランをからめて先行したばかりだった。四球で追いつかれると、勝ち越し点献上も、また四球がらみだ。3回、先頭・井上を歩かせ、ウッズに28号2ランを右翼席へたたき込まれた。
「不利なカウントにすることが多く、リズムに乗れませんでした」先発右腕の3回途中5四死球3失点降板で、攻守ともにリズムが狂った。打線は高橋由、二岡、李承ヨプの「1、3、5番打者」が無安打でつながらず。投げては真田が李炳圭にソロ、4連投の西村が四球の井上を一塁に置いてウッズに29号2ランを被弾。今季、ウッズには6戦9発打たれており、いずれの試合も敗れている。
4強といわれるセ・リーグのペナントレースは、いよいよ佳境に入る。巨人は残り40試合だ。これからはひとつのプレー、1球の制球がV奪回の命運を握る。本当の実力、真価が問われることになる。だからこそ、無駄な四球が許せない。斎藤投手コーチは「(気持ちが)向かっていってないんだろう。向かっていけばストライクは入るもの。打たれることより、四球を出すことの方が恥ずかしいと思ってほしい」と注文をつけた。
前夜は姜が延長12回、堂上剛にサヨナラ弾を浴びて力尽きた。この日は福田が自滅した。6カードぶり、球宴明けでは初めてのカード負け越しとなった。今後、福田は2軍へ降格し、157キロ右腕のオビスポが初の1軍昇格となる。「戦い抜くうえで、気力が大切だと改めて感じます。技術どうこうじゃない。そういうのを重視して今後の戦いに挑みます」原監督は、ナインにやけどするくらいの闘争心を望んでいる。
参照元:スポーツ報知