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◆練習試合 ヤクルト4―1楽天(25日・浦添) ヤクルトの高校生ドラフト1巡目ルーキー、佐藤由規投手(18)=仙台育英=が25日、剛腕デビューを飾った。楽天との練習試合(浦添)に先発し、5度の150キロ超えを含めて最速154キロを計測。2回無安打無失点に抑え、中田と対戦の可能性がある3月6日の日本ハム戦(札幌)に弾みをつけた。楽天の大学・社会人ドラフト1巡目、長谷部康平投手(22)=愛工大=も4回無安打3奪三振無失点でデビュー。開幕ローテーション入りをアピールした。
魅せた。底知れぬ才能の片りんを、由規がプロ初登板の舞台で見せつけた。「最初なので、とにかく打たれても何でも、腕を振って思いっきり投げようと」1回。151キロ直球で聖沢を三振に仕留め、圧巻は2死からだ。カウント2―0から草野への3球目。内角へズバッと決めた剛球は154キロに達した。見逃し三振を奪い、18歳が鮮烈デビューを飾った。
25球のショータイムだった。直球は150キロ台を5度も計測。キレのあるスライダーで内野ゴロを2つ。フォーク、チェンジアップを試して四球を出したが、2回無安打無失点と、ほぼ完ぺきの内容だった。「思っていた以上に腕が振れた。スピードにはこだわらず強気で投げようと思った」勇ましい剛球とは対照的に胸の内は「今までにないぐらい緊張した」マウンドだった。
成長の跡を見せた。初球。仙台育英時代は、決まって打者の打ち気を外すためにスライダーを投げていたが、プロの第1球目に選んだのは直球だった。試合前に捕手の福川から「思い切って放ったれ!」とゲキを受けて目覚めた。「自分の持ち味は真っすぐ。強気で投げるというか、今までは一歩引き気味の部分があったけど、それがなくなって、がむしゃらに投げられるようになった」キャンプ前の1月の合同自主トレ直前に買ったジーパンは1か月ではけなくなった。心身ともにたくましくなった。
次の舞台は3月6日の日本ハム戦だ。「挑戦者だというのは変わりはないんで、がむしゃらに強気に攻めていきたい」鋭くなった視線は当然、中田を向いている。「意識しないといったらうそになる。意識してしまうと思う。打ってみろ、という感じでいきたい」少年から大人へ変ぼうを遂げ、由規が高田ヤクルトの確かな戦力になる。
参照元:スポーツ報知