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楽天が来年の春季キャンプで「長谷部シフト」を敷くことが10日、分かった。久米島キャンプの後、沖縄本島で第2次、長崎で第3次キャンプを、それぞれ行うもの。離島キャンプの不利を克服し、練習試合やオープン戦を増やすのが狙い。大学・社会人ドラフト1巡目で獲得した左腕・長谷部康平投手(22)=愛工大=に実戦漬けの英才教育を施すのが目的だ。即戦力ルーキーを鍛え、野村監督3年目で念願のAクラス入りを実現する。
来年2月1日からスタートする久米島キャンプは、20日のロッテとの練習試合(久米島)で打ち上げ、その日のうちに沖縄本島に移動。22日からは本島でキャンプを行っている日本ハム、中日などと5日間連続で練習試合を行う予定だ。その後は長崎へと移り、オープン戦などをこなしながら5日間、滞在する。
プロ野球のキャンプ地は宮崎に巨人、西武、広島とソフトバンク、沖縄本島には中日、阪神、横浜、ヤクルト、日本ハム。温暖な気候や環境などを優先した結果、二極化が進み、久米島にいると試合を組みにくいのが現状だ。それが災いしてか、今季は1年間、先発ローテを守ったのは新人の田中だけ。「まとまって試合がしたい」(球団関係者)というチームづくりの観点から、3段構えのキャンプが実現することになった。
アテネ五輪予選にアマから唯一、日本代表入りした即戦力ルーキーの長谷部にとっても、願ってもない実戦の場が与えられる。沖縄本島への移動は若手中心で、ベテラン組は久米島に残る。練習試合はシーズンへのレギュラー整備が主な目的だ。野村監督は長谷部について「先発、中継ぎ、ワンポイント、それに抑え。どこからスタートさせようか」と起用法を模索しており、実戦テストは多いほどいい。
08年はノムさんの3年契約最終年。今季のリーグ4位から、3位以上でのクライマックスシリーズ出場が最大の目標となる。特に先発は田中、長谷部ら若手が有力視され、実戦経験は成長への一番の近道でもある。数多くの試合をこなし、チーム力の強化を狙う。
◆2年連続当たり 強運絵馬を発売 楽天は長谷部を引き当てた島田球団社長の強運にあやかる絵馬形ストラップを3000個限定で来年1月25日に発売する。島田社長は大学・社会人ドラフトで長谷部の当たりくじを左手で引いた。昨年は田中を引き当てた右手をデザインしたストラップを販売して好評。球団関係者は「2年連続でトップ選手を引き当てた強運を、ファンの方々にもお分けしたい」と両手の御利益を強調していた。
参照元:スポーツ報知