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レッドソックスの松坂大輔投手(27)が8日、サンマリンスタジアム宮崎で行われた「昭和55年会」主催の野球教室に参加。ツインズ退団が確実と見られているヨハン・サンタナ投手(28)のレ軍加入を熱望した。メジャーNO1左腕を手本に、チェンジアップに磨きをかける考えで、今オフ中には肩やひじ、腰を重点的に鍛え、投球フォームのモデルチェンジを図るプランも披露。今季の反省をもとに“ニュー・ダイスケ”を作り上げる。
野球教室に先立って行われた会見で、黄金左腕の話題を振られた松坂は目を輝かせた。ツインズからトレードでの放出が確実と見られているサンタナについて、「できることなら一緒にやりたい。ベケットやシリングと違って、また新しいことを学べる気がする」とラブコール。レ軍への加入を熱望した。
サンタナは最近5年間で82勝(35敗)を挙げ、メジャー投手最高の栄誉、サイ・ヤング賞にも2度輝いたメジャー屈指のサウスポー。ツ軍は今オフ、エースの放出を画策し、ヤンキースとレ軍が激しい争奪戦を繰り広げてきた。しかし、ここに来てヤ軍が撤退と報じられるなど、松坂の希望も現実になろうとしてきたが、まだ予断は許さない状況だ。
左腕の最大の武器は落差の大きいチェンジアップ。同じ球種を操る松坂は、今年5月5日にレ軍戦で登板したサンタナの投球を、ベンチから食い入るように観察していたほどだった。
「どうして(打者が)あんな空振りの仕方をするのかな、と思って見ていた。チェンジアップに試行錯誤している段階なので、何かヒントになることを見つけたい。常に近くで見られたらいい」。移籍が決まれば、直球と同じ腕の振りでチェンジアップを投げる技術を、最も近くで吸収するつもりでいる。
15勝12敗、防御率4・40という今季の成績には、松坂自身、物足りなさを覚えている。オフはシーズン中に感じたことを基に、体の強化に取り組む。「毎年、上半身、下半身どちらかに絞って重点的にトレーニングしてきたが、今年は両方取り入れたい」と肩、ひじに加え、投球の軸となる腰の強化を図る考えだ。
「見た目で変わってくるかは分からないが、自分が作りたい新しい動きのためのトレーニングをやりたい」強化と並行してフォームの修正、モデルチェンジも図る。来季はリニューアルを遂げた怪物の姿が見られそうだ。
参照元:スポーツ報知