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<ロッテ0-1楽天>◇1日◇千葉マリン
楽天6年目の朝井秀樹投手(23)が1日のロッテ戦(千葉マリン)で快投を演じた。9回を3安打無失点に抑え、今季5勝目をプロ初完封で飾った。1-0での完封勝利はチーム史上過去4度あるが、投手1人での最少スコア完封劇は球団3年目で初。チームは92試合目で球団史上最速での40勝到達となった。
ド派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。朝井は最後の打者オーティズを143キロ直球で空振り三振に斬(き)ると、腕を突き出し、2度拳を握り締めた。「言葉に表せないくらいうれしいです」。ベンチ前で笑顔の野村監督に、何度も頭をなでられた。
援護は5回フェルナンデスのソロ弾による1点だけだったが「一層気を引き締め、この1点を守り抜く強い気持ちでマウンドにいました」。コーナーに決める直球と、大きなカーブで、9個の三振を奪った。今季の完封勝利は青山、ルーキー田中に次いで3人目だが、1-0で1人で投げきった投手は球団初。この快挙に「オマケです」と照れた。
やってはいけないミスもした。6回2死一塁、打者早川。カウント1-0で、捕手嶋からウエストのサインが出たが、制球ミス。まんまと一塁走者の盗塁を許した。「なんとかしなきゃベンチに帰れない」。早川を、こん身の直球で空振り三振。野村監督は「子どもでもやらないミス」と笑ったが、自ら招いたピンチを乗り切った朝井を「よう頑張った」とたたえた。
努力が実った。昨春の久米島キャンプ。ブルペン投球で、就任したばかりの野村監督に気に入られた。ミーティングではノート10冊、ペン3本を持って「ノムラ野球」の吸収に励んだ。しかし実戦では制球を乱し、結果が出せなかった。今春から「明日の日記」を続け始めた。次戦に向けて完全試合や完封など前向きな計画を記し、イメージトレーニングで自信をつけてきた。
これで5勝目。近鉄時代も含めた過去5年でマークした白星を上回った。成長した右腕の活躍で、チームも球団史上最速となる92試合目での40勝到達。朝井は、今回日記に書いた詳細を「それは言えません」と恥ずかしがったが、うれしい結果を日記に書くことができる
参照元:nikkansports.com