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5年ぶりのV奪回が、ついに手の届くところまでやってきた。中日が敗れたことで待望のマジック2が点灯。残る10月2日のヤクルト戦、同3日の横浜戦(いずれも東京ドーム)に連勝すれば自力で栄冠をつかみ取ることができる。
優勝の行方を左右する阪神・中日戦に先駆けて、原巨人はG球場で全体練習をスタートさせた。開始前に首脳陣と選手、スタッフが全員集合。輪の中心には原監督がいた。「人事を尽くして天命を待つ。あと2試合、全力で戦おう」指揮官の熱い檄がグラウンドに響き渡る。27日の休養日でリフレッシュした選手たちの目に、再び炎がともった。
原監督は5分間にわたってナインに語りかけた。最後の決戦に向けて全員の意識を統一した。「改めて士気を高めるということです」自分の経験談をもとに、大一番に向けての準備の大切さなどを説いたという。
その後、選手だけで集まり、阿部が声を張り上げた。「残り2試合、勝つことだけを考えてやりましょう!」中日との死闘を終えた直後から考え始めたという主将の“決意表明”。「せっかく中日戦で頑張ったんだから、あと2つ落としたら意味がない」と言葉に力を込めた。
この日の練習は約1時間半と軽めだった。野手はフリー打撃、投手はキャッチボールやランニングなどで汗を流した。「コンディションを上げて戦う。その一点に尽きます」と原監督。疲れを取りながら、万全の態勢で運命の2試合を迎える。30日には紅白戦が行われることが決定した。当初は1か所打撃の予定だったが、試合間隔が5日空くため、より実戦に近い形が選択された。
紅白戦は6イニングを予定。レギュラーと控え選手を交ぜたチーム構成になる。篠塚打撃コーチは「より相手チームに近い形でやりたい」と説明。先発が濃厚なヤクルト・石川と横浜・工藤の両左腕を想定し、野口らが投げると見られる。実戦感覚を取り戻しつつ、左対策も練ることになる。
投手陣はスクランブル態勢で臨む。尾花投手コーチは「もちろん総力戦。個人タイトルよりもチームが優先です」。木佐貫らのブルペン待機はもちろん、上原の8回からの登板も明言した。
もう中日も阪神も関係ない。連勝すればいい。阿部は「相手どうこうじゃなくて、自分たちのやるべきことをやるだけです」と言い切った。絶対に勝つ。歓喜へのカウントダウンが始まった。
参照元:スポーツ報知