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巨人が、フリーエージェント(FA)権を取得している中日の福留孝介外野手(30)がFA宣言した場合、獲得に乗り出す方針を固めたことが8日、分かった。清武英利球団代表(57)が9日にキャンプ地の宮崎入りし、原辰徳監督(49)と「福留獲り」について最終確認する見込み。福留はすでに中日との交渉が決裂し、FA宣言することが確実な状況だ。外野手としては日本球界トップクラスのスラッガーがFAの意思を固めた場合は、最低でも4年20億円以上を用意するとみられる巨人を含めて国内球団、メジャーリーグの間で争奪戦となる。
貴重な中継ぎ左腕であるロッテの藤田獲得から一夜明けたこの日、巨人は今オフのFA選手の中で最大の目玉である福留の獲得に乗り出すことになった。関係者の話を総合すると、9日に清武代表が宮崎入り、原監督と意見交換して、補強の最優先事項として「福留獲り」の方針を最終確認するとみられる。
巨人は今オフ、左の中継ぎ、先発復帰が濃厚な上原の代わりが務まる守護神のほかに、右の外野手の長距離砲を補強ポイントとしている。福留は左打者とはいえ、2度の首位打者のほかにゴールデングラブ賞4度、ベストナイン3度獲得。昨年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも日本代表の世界一に貢献した。走攻守3拍子そろった日本球界トップクラスの外野手で、ノドから手が出るほど欲しい逸材であることは間違いない。水面下で調査を続けた結果、FA宣言すれば獲得に乗り出す方針が固まった。
高橋由が腰痛で五輪予選日本代表を辞退し、谷は右ひじの手術を行った。ともに開幕には万全の状態でグラウンドに立つことができる見込みで、ここに福留が加われば、最強の外野陣が形成できる。
福留は5日に名古屋市内で中日と正式交渉し、4年17億円の条件提示を保留した。中日側は条件の見直しをする予定もないことから、このまま交渉が決裂することが必至の状況。期間ギリギリの12日に、FA宣言することが濃厚だ。巨人側は権利を行使すれば、すぐにでも獲得の意思を明かし、交渉のテーブルに着く予定。金額などの詳細は今後、話し合われる予定だが、福留には外野手として最高級の評価を下しており、最低でも4年20億円以上という最大級の条件を用意する見込みとなっている。
清武代表はこの日夜、東京・大手町の球団事務所で報道陣に囲まれた。福留がFA宣言した場合について問われると、「(FA宣言したら)ゆっくり考えますよ。まだ、そういう時期じゃありません。所属球団にも失礼ですよ」と話すにとどまったが、巨人の参戦は決定的な状況だ。福留のFA決断後は、国内で阪神、ソフトバンク、そして太平洋をへだてたメジャーリーグを含めた大争奪戦が幕を開ける。
参照元:スポーツ報知