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<西武3-1楽天>◇26日◇グッドウィル
世界のタケシが世界の王に並んだ。楽天の山崎武司内野手(38)が西武戦の4回に33号左越え本塁打を放った。39歳シーズンでは79年の王(巨人)とともに最多となった。チームは山崎武の本塁打による1点だけで敗れた。 再びペースを上げてきた。そして世界の本塁打王、王貞治に肩を並べた。楽天のアーチストこと山崎武だ。1点を追う4回無死、塁に走者はいない。カウント1-1から西武宮越のフォークを空振りする。明らかに直球狙いのスイング。すかさず2球フォークを続けられたが、きっちり見逃した。これで優位に立った。苦し紛れに投げ込んだ真ん中低めの134キロを楽に振り抜く。放物線ではなく、低い弾道だった。
2戦連発。39歳のシーズンで、79年に王がマークした33本に並んだ。まだ87試合目だ。変化球攻めで三振した第1打席の反省をすぐに生かした。「ボールが緩い分、しっかり引きつけて打とうと意識していた。1打席目の反省を生かして、体の前でしっかりとらえることができたよ」。すぐに修正できる。好調を取り戻しつつある証しだった。
試合は負けた。だからこそ素直に喜べない。「王さんに並んだ? うれしいことだけど、喜ぶようなことじゃない。大した興味もないよ」と淡々としていた。40歳現役を目標にしてきたが、まだ来季のことを考える余裕もない。「もう(続行)決定だなんてカケラも思ってない」と気持ちは張り詰めている。
「子どもが大きくなってしっかりするまではやりたいね」と言っていた長男ももうすぐ11歳。十分に物心ついているが、バットを置くどころか、2段ロケットのごとく加速してきた。年間54本ペースで、夢はまだまだ膨らむ一方だ
参照元:nikkansports.com