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巨人・原辰徳監督(49)は9日、ネバーギブアップを宣言した。阪神戦は雨天中止。8日に自力Vが消滅したのを受け、「まだまだゲーム数はある。『それがどうした』と前に突き進むしかない。よりタイガースを強く意識して戦いたい」と打倒阪神へ、改めて闘志を燃やした。今後は展開次第で、これまで以上に積極的な用兵を仕掛けていく。10日の阪神戦(甲子園)は、昨年3勝1敗と相性のいい内海を、そのまま登板させる予定。猛虎の勢いを止めることに全力を注ぐ。
夕方から降り出した雨がやむことはなく、伝統の一戦は午後5時半に中止となった。その直後、原監督は報道陣を集めて会見に応じた。8日に負けて自力優勝が消滅していた。厳しい現実をどうとらえているのか。
原監督「まだまだ試合数は残っている。『それがどうした』と答えるしかない。前に突き進むしかない。現状での対戦成績は阪神に白星を重ねられている。今後はタイガース戦というのを、より意識して戦いたい。この雨でそう思うし、チーム全体にも伝えていきたい」
敵地での小休止で、打倒阪神への思いを強くした。仕切り直しとなる残り66試合。指揮官はグライシンガーを次の横浜戦(東京D)に回し、内海に先陣を託した。昨年5試合で3勝1敗、防御率1・51の虎キラーだった。内海は降雨前のグラウンドで短距離ダッシュで汗を流し、その後ブルペン内で体幹などのエクササイズ。軽めの調整に終始し、対戦に備えた。
内海「これからも一戦、一戦負けられないですけど、大事にいきすぎると自分のピッチングができなくなってしまう。そういう思いを心の片隅に置きながら、自分の投球をしたい。(阪神は)打線を勢いに乗せたらダメなので、チャンスすら与えないピッチングをしたい」
猛虎の勢いはオレが止める。そんな決意表明に聞こえた。
阪神とのゲーム差は13。今後は一戦一戦の持つ重みが、より増していく。だから指揮官は、用兵でも積極的に仕掛けることを示唆した。
原監督「もう、待ったなしの状態。これからの一戦一戦で、どれだけいい結果を残すことができるか。展開やデータを見ながら、勝負の分かれ目を考え、試合を進めていきたい」
総動員といっては大げさだが、非常事態宣言とはいっていいだろう。優勝の可能性がゼロになるまで、独走する虎に粘り強く食らいつく。
参照元:スポーツ報知