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このオフも新たに日本人5選手がFAで海を渡るなど、注目度が年々アップしている大リーグのトピックスを、日本人選手を中心に3回に分けて特集する。第1回は「ナ・リーグが面白い」。前中日の福留孝介外野手(30)がカブス、前広島・黒田博樹投手(32)がドジャース入り。松井稼頭央内野手(32)、井口資仁内野手(33)、田口壮外野手(38)もそろって移籍と、話題豊富なナ・リーグを取り上げた。
イチローがマリナーズ入りした2001年以降、03年に松井秀がヤンキース、昨年は松坂がRソックス入りと、日本人メジャーといえばア・リーグが中心だった。だが、今季は福留、黒田の実力派FA選手が名門のカブス、ドジャースと契約。ナ・リーグには、いきなりブレークしたドジャース時代の野茂(95~98年)やメッツ時代の新庄(01、03年)以来となる注目が集まりそうだ。
カブスは1876年、ドジャースも1890年創立の名門で、ともに観客動員は300万人を超える人気球団。しかし、カ軍最後のワールドシリーズ制覇が1908年、ド軍は1988年と、世界一から遠ざかって久しい。それだけに、Vの使者として2人への期待は高く、新人選手では過去一人もいなかった年平均1000万ドル(約11億4000万円)の超大型契約を結んだ。地元ファンの期待も大きい。
幸いなことに、カブスで采配を振るのは、マリナーズ時代に佐々木主浩、イチローの新人王をバックアップしたピネラ監督。ドジャースがヤンキースで松井秀をサポートしたトーレ監督だ。両指揮官が、フロントに要求していた補強ポイントを日本人選手が埋める図式となった。ともに日本人選手には良いイメージを持っている名将が率いるだけに、力を十二分に発揮できるだろう。
ナ・リーグの日本人メジャーは“ルーキー”2人だけではない。ド軍には昨年39セーブをマークした斎藤隆が在籍。また、松井稼がアストロズ、井口がパドレス、田口もフィリーズに移籍した。7年ぶりのBクラスに転落したア軍は、02年MVPのテハダ遊撃手を獲得するなど、今オフに大幅に戦力アップ。1試合プレーオフでディビジョンシリーズ進出をフイにしたパ軍、14年ぶり地区優勝のフ軍と、日本人選手加入のチームはいずれも今季のペナントレースの主役になりそうなチームばかりだ。
ヤンキース、Rソックス、エンゼルスとポストシーズン進出チームがワンパターン化しているア・リーグに対し、群雄割拠のナ・リーグに注目したい。
参照元:スポーツ報知