スポンサードリンク
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
左ひざ手術からの復活を目指す、巨人・二岡智宏内野手(31)が18日に実戦復帰することが16日、決まった。イースタン教育リーグのヤクルト戦(G球場)で指名打者として5か月ぶりにグラウンドに立ち、問題がなければ19日のヤクルト戦(神宮)で1軍に合流する。この日は東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場で初めて投内連係とスライディング練習を行い、最終調整。日本一奪回のキーマンが、いよいよ戦線に復帰する。
定位置に、ようやく戻ってきた。二岡が遊撃の守備位置についた。手術後、初めて投内連係に参加。投手から二塁ベースの左右に多少それた送球にも機敏に反応した。「少しずつ、(いろいろなメニューが)できてますね」口元を少しだけ緩ませ、患部を気にせず動けたことを喜んだ。
フリー打撃、ノックと通常メニューをこなすと、すぐに左中間フェンス外側の芝生地に足を踏み入れた。神谷理学療法士が見守る中、スライディング練習も行った。「まだ、できていないこともあるから」と前日(15日)は最終調整が必要なことを口にしていたが、ひと通りの練習をこなし、復帰時期を決めることができた。原監督も「下(2軍)の試合に出ます。本人の希望です」と明言。18日の教育リーグ・ヤクルト戦に指名打者で、昨年10月20日の中日とのクライマックスシリーズ第3戦(東京D)以来の実戦に挑むことになった。
気の遠くなるような、リハビリ生活だった。昨年11月に極秘で渡米し、手術を受けた。1月には、その米国で自身初となる海外自主トレを行ったが、すべての時間をリハビリに費やした。渡米時には「(巨人の)トレーナーにも『リハビリ組の中では一番、治りが遅い』と言われた。正直、焦りはある」と表情をゆがめていた。
キャンプも序盤は歩行トレのみ。だが、あきらめず、そこから踏ん張り、28日のヤクルトとの開幕戦(神宮)に間に合うメドがついた。「去年の今ごろと比べても、今の方がいい状態だし、(開幕は)大丈夫」と断言。左太ももを痛め、2軍戦でわずか1試合守備についただけで復帰した昨年と比較して自分自身、今年の方が「やれる」と判断できるまで回復した。
篠塚打撃コーチも「ゲームの中で自分がどう動けるか確認した上で、(1軍に)合流するんじゃないかな」と説明。18日の教育リーグで打席に立ち、左ひざの状態に問題がなければ、19日には開幕戦と同じ相手、球場でのヤクルト戦(神宮)で守備にもつく予定だ。「とにかく開幕に向けて頑張るだけです」長い、長いトンネルから抜け出し、スタートラインに立つ。
◆選手会長で初仕事 ○…二岡が、巨人の新選手会長として初仕事に臨んだ。この日午後、都内のホテルで行われた12球団側との協議に出席。主にFA短縮問題について話し合われたが「今日の話をチームに持ち帰って巨人としてまとめて、(選手会長の)宮本さんに報告できればと思う」と厳しい表情で話した。
参照元:スポーツ報知