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◆練習試合 日本ハム4―2SK(21日・名護) 怪物が初体験の逆風にさらされた。日本ハムのルーキー、中田翔内野手(18)=大阪桐蔭=は21日、韓国プロ野球SKとの練習試合に実戦8試合目で初めて先発から外れた。6回の守備から一塁に入り、1打席のチャンスを与えられたが、遊ゴロに倒れて3試合で9打席連続無安打。巨人の李承ヨプをロッテ時代に復活させた敵将の金星根監督、ネット裏のソフトバンクスコアラー、さらには梨田監督からも酷評され、黙々と居残り練習に励んだ。
怪物がへこんだ。実戦8試合目で初めて先発を外れた中田は、6回の守備から途中出場。7回2死一塁からの打席では遊ゴロに倒れた。対戦した李は韓国でも1軍当落線上の右腕投手。真ん中の直球に詰まらされ、力ない打球が転がった。
待っていたのは批判の嵐だった。ロッテで李承ヨプを復活させ、昨年SKを韓国リーグ優勝に導いた名将が切り捨てた。
金監督「元気がないし、全く精彩を欠いている。子供が死んでしまっている。グラウンドでシュンとしているし、ハツラツしないと。打席で戦う気迫がない。間が抜けていて、戦う姿勢が見えない」
ネット裏では、ソフトバンクの007が技術面の弱点を指摘した。
豊倉チーフスコアラー「構えが悪い。インコースを意識してオープンスタンスにしているのだろうけど、逆にインコースが苦しくなっている。体形も絞らないと」
とどめは長い目で見守ってきた指揮官。ベンチ内で声を出さず、あくびもした18歳に苦言を呈した。
梨田監督「今まで試合に出られないことなんてなかったはずだし、戸惑いもあると思うけど、少しずつ慣れてもらわないと。4打席で結果を残せばいい、という今までとは違ってくる。自分でつかみとる、というもの(意欲)がないといけない。与えられたところでやるのはだめだ」
傷心の中田は試合終了後、テレビの会見を断った。マシン打撃とロングティーで、1時間以上、構える際にグリップが下がる欠点の修正に取り組んだ。「修正の手応え? 打球の角度もあったし、いいですよ」短いコメントから苦悩がのぞく。ぶち当たったプロの壁は自分で乗り越えるしかない。
参照元:スポーツ報知