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◆練習試合 楽天4―3ロッテ(21日・久米島) 「楽天の久米島キャンプが21日、終了した。最終日に行われたロッテとの練習試合では、楽天が幸先のいい08年初勝利をマーク。プロ3年目で初の1軍キャンプを過ごした枡田慎太郎内野手(20)が、豪快なバックスクリーン弾を放って1軍定着をアピールした。
久米島特有の強風を切り裂いて、低い弾道の打球がバックスクリーンに飛び込んだ。4回1死、ロッテの新人サブマリン・下敷領の高め直球を、枡田が完ぺきにとらえた。「低めの変化球で追い込まれてたんで、まっすぐを待ってました」勝負ダマをしっかりと読み切った一発に、まだあどけなさが残る顔に笑みが浮かんだ。
昨年、シーズン終盤に1軍デビュー。わずか3試合の出場ながら、11打数5安打と素質をうかがわせた。3年目で初めて抜てきされた1軍キャンプ。練習漬けの3週間にも「全然疲れてません。毎日がすごく楽しかった」と、平然と言い放つ。
最初は名前すら呼んでもらえなかった野村監督からも、この日の試合中に声をかけられた。「おまえのセールスポイントは何や? 顔か?」おじいちゃんと孫ほど年の離れた老将の問いかけに、「バッティングと足です」と答えた20歳の若武者。自慢のバットをアピールする最高のアーチにも「(監督は)そういうのは気にしてないでしょ。あと(の打席)が悪かったですし…」と、あくまで指揮官好みのシュアな打撃を心がけている。
高須、渡辺直で固定されつつある二遊間。まずは塩川、西谷らと控えの座を争うことになる。「打つ方も守る方も、とにかくボールに食らいついていきたい」怖いもの知らずの若さを武器に、開幕1軍を目指す。
◆枡田慎太郎(ますだ・しんたろう)1987年7月8日、京都府生まれ。奈良・智弁学園から06年高校生ドラフト4巡目で楽天入り。プロ入りと同時に外野手から内野手に転向した。昨年10月3日の日本ハム戦で1軍デビュー。今季推定年俸は630万円。178センチ、82キロ。右投左打。
◆聖沢、2安打もけん制死
ルーキーではただ一人、聖沢が1番・中堅でフル出場し、バント安打など2本の内野安打を放った。だが、盗塁を試みようとしてけん制死するなど、自慢の足はアピールしきれず、試合後は「いいところも悪いところも出た」と複雑な表情。3週間のキャンプを「最後まで1軍に残れたので80点」と振り返ったが、開幕まであと1か月。1軍残留のサバイバルレースはこれからが本番だ。
参照元:スポーツ報知