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◆日本ハム1―7楽天(4日・札幌ドーム) 第2の故郷、北海道。いつもとは違う風景の中に、いつもと同じ「マー君」コールがこだました。敵地で異例のヒーローインタビューに「高校(駒大苫小牧)のときは声援、ありがとうございました。北海道は地元だと思っていました!」と笑顔で応えた。2試合連続完封は逃したが、8回1/3を6安打1失点で今季4勝目。札幌Dで初勝利だ。
プロ入り2度目の札幌D先発。昨年9月26日の凱旋登板はダルビッシュと投げ合い、完封目前の9回に2点を奪われ、プロ初のサヨナラ負けを喫した。リベンジ白星。7回1死一、二塁では小山を遊ゴロ併殺に仕留め、おなじみの雄たけびも爆発。「恩返しというか、成長したところを見せられた」生まれ故郷、兵庫・伊丹から訪れた両親にも雄姿を見せることができた。
前回、4月27日の同カード(Kスタ)では3ボールが11度(4四球)と苦しんだフォームを修正。ビデオチェックなどで改善し、この日は2四球にとどめた。最速150キロの球威も復活。チームの連敗を3で止めて単独3位に戻し、悪い流れを断った。今季初めてベンチ両端に塩を盛り、試合前は仏頂面だった野村監督も「盛り塩効果? マー君効果でしょ。ゆっくり見られたよ」と表情は穏やかだ。
唯一、投げ切れなかったことが悔しい。9回1死三塁からスレッジにフォークを右前に運ばれ交代。対日本ハム戦では26イニングぶりの失点だった。「詰めが甘い。ああいうところです」天井を見つめ、負け投手のような顔をした。ノムさんも「欲を言えば、意味のないムダ球がある。そこが一流投手への関門」と高レベルの注文をつけた。球界のエースになるため、19歳に妥協などない。
◆日本ハム粋な計らい「田中は特別」 ○…楽天・田中の札幌D初勝利にあたり、日本ハム側の計らいで、ビジター球団にもかかわらず、ヒーローインタビューのマイクをオンに設定。マー君の肉声は球場内に響き渡り、大歓声が起こった。田中は駒大苫小牧で大活躍した北海道のヒーロー。球団関係者は「ファンも聞きたかったと思うので今回は特別にやりました。今後、田中以外でやることはないと思います」と説明した。
参照元:スポーツ報知