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◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ=7回戦制= ドジャース7―2フィリーズ(12日・ロサンゼルス)ドジャースが黒田博樹投手(33)の好投でフィリーズとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦に快勝した。黒田は3回にフ軍ビクトリーノの頭上へ投球したことから、両軍ベンチから選手が飛び出し一触即発状態に。警告試合となったが、冷静さを失わず6回0/3を5安打2失点。地区シリーズに続き今ポストシーズン2勝目を飾った。
グラウンドで“ゴング”が鳴った。黒田が3回、2死からビクトリーノを一ゴロに仕留めた時だった。ベースカバーで一塁付近まで来ていた右腕がベンチに戻ろうとすると、背後からゴロに倒れたフィリーズの2番打者から罵声(ばせい)が飛んだ。「僕もマウンドに上がると気持ちが入るんでね」振り返って、すぐに日本語で応酬。その瞬間、両軍ベンチが空になる一触即発の事態となった。
両軍の魂に、黒田の1球が火をつけた。ビクトリーノへの初球は、95マイル(約153キロ)のスピードで頭上を越えた。これを誰もが“報復”とみなした。敵地で行われた第2戦(10日)で、マーティンが頭付近に、ラミレスが背後に、フ軍先発のマイヤーズから投球された。そしてこの日、マーティンは1回の打席で左ひざに死球を受け、2回には頭部付近に投げられた。黒田は「内角に投げた球が抜けた」と意図的でなかったとし、「チームが一つになれた」と振り返った。
「故意かどうかは分からない。でも、けがさせようと投げることなんて、しない。(こういうことも)野球なんだ」トーレ監督のコメント通り、果敢に攻めるのもメジャーのやり方。だからこそ、背番号18はヒーローになった。「マウンドから僕たちを守ってくれた」ベテランのガルシアパーラは、相手を脅かした投球をたたえた。マーティンも「ニンジャか、いやサムライか」と、日本から海を渡った新人右腕に敬意を示した。
今季、2度対戦しているフ軍に対し、「(内外角)両サイドを突かないと抑えられない」と分析。初回から内角を多く使っていた右腕だが、にらみ合い後に警告試合となれば、そうも攻められない。「シュート、シンカーをどれだけ意識させられるか」投球術と制球力で、3回からは4イニング連続3者凡退に仕留めた。7回に3連打を浴びて降板したが、ドジャー・スタジアム史上最多を記録した5万6800人の観衆は、惜しみない拍手を送った。
「粘り強く、試合の流れを(ド軍に)持ってこられる投球はできたと思う」黒田は6回0/3を5安打2失点に抑えた投球に、自ら合格点を出した。2連敗から息を吹き返すチーム一丸の勝利を導き、自身ポストシーズン2連勝。「この時期に野球ができていることに、ものすごく充実感を感じます」広島ではポストシーズン登板の経験のない33歳ルーキーの投球が、名門ド軍を20年ぶりのワールドチャンピオンに一歩近づけた。
◆黒田2勝はハーシュハイザー以来 ドジャースの黒田が今ポストシーズン(PS)2試合目の登板も白星で2連勝。昨年、日本人初のPS試合勝利をマークした松坂大輔投手(Rソックス)だったが、1戦目は勝敗なし、2戦目も敗戦投手だった。また、ドジャースの投手でPS2勝以上は、最後に世界一となった1988年のハーシュハイザー、ベルチャー(各3勝)、ペーニャ(2勝)以来20年ぶりだ。
◆地元紙絶賛「渡米後初のメッセージだ」 ○…ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のコラムニストが、「英語をほとんど話せない男が、ロサンゼルスに来て初めて、ピッチングでナインにメッセージを送った」と黒田の“報復投球”を絶賛した。また、この投球で、60年代のドライスデール、80年代のハーシュハイザーという、内角球を駆使し強気な投球でド軍を世界一に導いた、かつてのド軍右腕エースを思い出させた、とも書き込んだ。
◆ウッズがド軍応援 ○…新記録となる5万6800人の観衆が詰めかけたドジャー・スタジアムには多くの有名人が観戦。ド軍オーナーのマッコート氏の席には、両ひざの手術でリハビリ中のプロゴルフのタイガー・ウッズがド軍の帽子と地区優勝記念のTシャツを着て、黒田らを応援していた。
参照元:スポーツ報知
グラウンドで“ゴング”が鳴った。黒田が3回、2死からビクトリーノを一ゴロに仕留めた時だった。ベースカバーで一塁付近まで来ていた右腕がベンチに戻ろうとすると、背後からゴロに倒れたフィリーズの2番打者から罵声(ばせい)が飛んだ。「僕もマウンドに上がると気持ちが入るんでね」振り返って、すぐに日本語で応酬。その瞬間、両軍ベンチが空になる一触即発の事態となった。
両軍の魂に、黒田の1球が火をつけた。ビクトリーノへの初球は、95マイル(約153キロ)のスピードで頭上を越えた。これを誰もが“報復”とみなした。敵地で行われた第2戦(10日)で、マーティンが頭付近に、ラミレスが背後に、フ軍先発のマイヤーズから投球された。そしてこの日、マーティンは1回の打席で左ひざに死球を受け、2回には頭部付近に投げられた。黒田は「内角に投げた球が抜けた」と意図的でなかったとし、「チームが一つになれた」と振り返った。
「故意かどうかは分からない。でも、けがさせようと投げることなんて、しない。(こういうことも)野球なんだ」トーレ監督のコメント通り、果敢に攻めるのもメジャーのやり方。だからこそ、背番号18はヒーローになった。「マウンドから僕たちを守ってくれた」ベテランのガルシアパーラは、相手を脅かした投球をたたえた。マーティンも「ニンジャか、いやサムライか」と、日本から海を渡った新人右腕に敬意を示した。
今季、2度対戦しているフ軍に対し、「(内外角)両サイドを突かないと抑えられない」と分析。初回から内角を多く使っていた右腕だが、にらみ合い後に警告試合となれば、そうも攻められない。「シュート、シンカーをどれだけ意識させられるか」投球術と制球力で、3回からは4イニング連続3者凡退に仕留めた。7回に3連打を浴びて降板したが、ドジャー・スタジアム史上最多を記録した5万6800人の観衆は、惜しみない拍手を送った。
「粘り強く、試合の流れを(ド軍に)持ってこられる投球はできたと思う」黒田は6回0/3を5安打2失点に抑えた投球に、自ら合格点を出した。2連敗から息を吹き返すチーム一丸の勝利を導き、自身ポストシーズン2連勝。「この時期に野球ができていることに、ものすごく充実感を感じます」広島ではポストシーズン登板の経験のない33歳ルーキーの投球が、名門ド軍を20年ぶりのワールドチャンピオンに一歩近づけた。
◆黒田2勝はハーシュハイザー以来 ドジャースの黒田が今ポストシーズン(PS)2試合目の登板も白星で2連勝。昨年、日本人初のPS試合勝利をマークした松坂大輔投手(Rソックス)だったが、1戦目は勝敗なし、2戦目も敗戦投手だった。また、ドジャースの投手でPS2勝以上は、最後に世界一となった1988年のハーシュハイザー、ベルチャー(各3勝)、ペーニャ(2勝)以来20年ぶりだ。
◆地元紙絶賛「渡米後初のメッセージだ」 ○…ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のコラムニストが、「英語をほとんど話せない男が、ロサンゼルスに来て初めて、ピッチングでナインにメッセージを送った」と黒田の“報復投球”を絶賛した。また、この投球で、60年代のドライスデール、80年代のハーシュハイザーという、内角球を駆使し強気な投球でド軍を世界一に導いた、かつてのド軍右腕エースを思い出させた、とも書き込んだ。
◆ウッズがド軍応援 ○…新記録となる5万6800人の観衆が詰めかけたドジャー・スタジアムには多くの有名人が観戦。ド軍オーナーのマッコート氏の席には、両ひざの手術でリハビリ中のプロゴルフのタイガー・ウッズがド軍の帽子と地区優勝記念のTシャツを着て、黒田らを応援していた。
参照元:スポーツ報知
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