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巨人・阿部慎之助捕手(28)が5日、左すねの打撲のためチームを離れて帰京した。4日の広島戦(広島)の守備で本塁でのクロスプレーの際に強打。名古屋へ移動後に病院で検査を受け、骨に異常はなかった。あわや大けがの可能性もあった接触プレーだったが、「腫れはひどいけど、大丈夫。開幕には間に合いますよ」と早ければ16日の阪神戦(東京ドーム)で復帰し、28日のヤクルトとの開幕戦(神宮)にグラウンドに立つことを宣言した。
痛々しい姿とは裏腹に、阿部の表情は明るかった。「本当に痛かった。今も腫れはすごいですよ。でも、大丈夫。開幕戦には間に合いますよ」患部を添え木で固定し歩行には松葉づえが必要だが、前を向いて開幕戦には間に合う程度のけがだったということを強調した。
誰もがひやりとした。4日の広島戦の5回1死三塁で、アレックスが左犠飛を放った。タッチアップを阻止しようと、左足をホームベースにかけて捕球体勢に入ったが、そこに三塁走者・喜田が突入。最後は左ひざから下の部分に全体重がのしかかった。「あの瞬間はバットで殴られたような感覚だった」と、その場で倒れ込み、両脇を支えられてベンチに下がった。
試合中はアイシング治療を受け、試合後はチームとともに名古屋に移動。当初、病院に行く予定はなかったが、夜になり患部の腫れと痛みが激しくなったため、名古屋市内の病院でエックス線検査を受けた。骨に異常はなく、打撲という検査結果だった。「骨が何ともなくて良かった。足首とかひざも痛めていなくて良かった。関節をやっていたら、長引くことになるから」と本人も大けがにならなかったことにホッとした。
川島チーフトレーナーもこの日の試合前練習で「患部にはギプスではなく、固定器具をしているだけ。開幕? それは大丈夫でしょう」と断言。原監督も「開幕? もちろんそう、思っている。今は2、3日様子を見て。そこから先が見えてくる」と説明した。8日からの札幌遠征には帯同せず、患部の腫れが引くのを待つ。「腫れがなくなって、痛みもなくなれば動けるようになるし、それまでは我慢ですね」と慎之助。まずは静養に努め、早ければ16日の阪神戦(東京ドーム)での実戦復帰を目指すことになる。
この日は午前中に帰京し、G球場を訪れた。自身の車からは降りず、車内で神谷理学療法士と今後のリハビリについて話し合った模様。その足で横浜市内の治療院で患部の治療を受け、復活に向けてのスタートを切った。「チームに迷惑はかけられませんから」と1日も早い復活を誓った。
参照元:スポーツ報知